刀鍛冶の日々

見学会

 朝から見学会用の炭切、炉の塗り直し、稲藁焼き、鍛錬所の水洗い等をして準備。
 午後は東京、大阪方面より5名の来客。何時も通り製鉄、刀の製作工程の説明。余りにも暑いので、仮付けだけを平田君の手打ち。その後はベルトハンマー使用。それでも汗は流れ落ちる。今年の夏は例年以上に暑い。
 暑くても海外からの見学予約は目白押し。暑い日本で鋼の火花が飛び散るのを見学するのも、楽しい思い出になると思う。

登録日

 研ぎ上がった刀を登録会場へ。
 砂鉄の分析や混合比の異なる鋼を包丁で試作しているが、良い意味でも悪い意味でも、研ぎ上がると出来が大きく違う事が有る。自家製鋼の難しい所である。

仕上げ 反り付け

 今朝も5時30分には仕事始め。昨日の荒打ちを小さな手鎚で、丁寧に刀の姿にする。
 平田君の見学で少し気になるが、ポイントは話しながら進め、直刀の形にして棟の線と刃の線を真直ぐにしてから、焼入れ前の姿に反り付け。3分の反りにして焼入れると6分の姿になる。 形の出来た刀を全体的に焼いて、内面応力を抜く。昼迄時間も有るので、包丁の火造りをして終了。
午後は仙台に御礼の手紙を書くが、今だ親指が痺れているので思う様に書けず、乱筆で申し訳なし。

火造り

 鍛錬1100度と違って、火造り温度は800度程の低温度で、刀の形に整形してゆく。1番大きな手鎚で荒火造り迄したのは、首を痛めて以来である。
 小さな手鎚だと仕事は楽だが、幅に伸びなく長さに伸びる。使えなかった手鎚が使え出して嬉しかった。明日は小さな手鎚で仕上げ打ち。徐々に慣らしてゆきたい。後少し弟子を育てるのに元の体に戻したい。
 皮鉄造りの終った平田君が火造り見学。午後は暑くて昼寝する。

素延べ完了

 造り込みを終えた製作途中の刀をスプリングハンマーと、手打ちの併用で素延べ完了。
 今、全國の刀鍛冶で、折り返し鍛錬を全て弟子の向槌だけの手打ちで仕上げる者は皆無である。全員がベルト、スプリング、エアーハンマーを使用している。刀工入門の弟子が居ないのと、弟子を育てる経済力が無いのが実状で、機械ハンマーが有れば一人でも刀が造れる。
 今日は日差しが強く暑い。体力的には早朝より始め、昼迄が限度である。

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