刀鍛冶の日々

火造り

 スプリングハンマーも40年以上使っているので、以前の様には丁寧に素延べが出来ないので手打ちで直す。棟打ちと刃の打ち出しを半分すると、もう右手が痛み槌が打てなくなる。
 午後は手を休めながら明日の公開鍛錬の炭切。
 明日は包丁の地鉄でも鍛えて、右手を休めなければと思っている。

再開

 昨日失敗した刀の皮鉄の予備が有るので、朝から心鉄を鍛えて皮鉄と合わせて造り込み、スプリングハンマーで荒素延べ迄を進め、明日より火造りに入れる迄急ピッチで進める。
 相変わらず右手と肩の痛み、痺れは続く。それでも包丁注文2月分は出来ているので、安心して刀造りに精出せる。

刀失敗

 1月より正味2週間程かけて造った刀の火造りが終り、せん、やすりがけが終る頃になって幅1ミリ、長さ1センチ程の傷が刃先に出る。削って見ると、鋼の中に鉱滓が含まれての傷である。恐らく製鉄時に鋼の中に残ったものと思われる。
 自家製の玉鋼は粘るので、焼入れをしても割れないので、選別が出来なく丸鍛えで、これが自家製鋼の大きな欠点である。

歌三首

  〇訪ね来て    思いを語る    乙女子の
      遠き昔の     我を重ねる

  〇もうこれで    終りと思う    人生に
      乙女の気持ち   我を動かす

  〇日の本の    剣打ちたく    我が門に
      入るたる乙女    待つも楽しく

万事休す

 右首、肩、肘が痛くて刀の火造りを止めてたたら製鉄。
 沢山の砂鉄が集まり、その砂鉄をどうやって包丁用の鋼に変えるのかが大きな問題で、2月は配合砂鉄を変えながらの玉鋼造り。
 たたら炉の羽口を最近平田君に取り替えさせていたが、ネジが締まっていなかった様で、製鉄途中羽口が炉の中に落ちる。砂鉄が還元して鋼になり、鉱滓が浮いている状態なので直に炉を解体するが、羽口もネジ山も鉱滓まみれで修理出来ないかも知れない。製鉄途中で十分に出来ていない鋼を砕き、火床で降し金にして6キロの包丁には硬すぎる玉鋼を得る。
 独立する弟子の為に、砂鉄の配合試験を重ねておけばきっと役立つと思う。鋼は沢山有るので炉の修理は当分先となる。

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