刀鍛冶の日々

風呂で疲れ取り

 疲れ果てたので休みたかったが、注文者が楽しみに包丁を待っているので、楽な包丁研ぎをして短刀造りは明日へ延ばす。注文の包丁が沢山なので、もうこれ以上刀の注文が入ると、一年半待ってもらう事になる。
 包丁は研ぎから柄付け迄全て自分で出来るので早いが、刀は全て分業なので一人では出来ない。折からの刀剣ブームで各職人さんも忙しい様子。私の刀工人生で、これ程忙しいのは初めてである。
 疲れ取りに温泉に行きたいが、仕事を休めないので家庭風呂でゆっくりと疲れを取る。

荒素延べ

 朝4時大雨の音で目覚め、早い朝食を済まし鍛冶場へ。
 準備を整え6時30分より鍛錬開始。
 刀の予定を変更して、短刀の地金鍛錬を終えて荒素延べ迄進めて昼食。
 午後は夕方7時迄、来客相次ぐ。

地金鍛錬

 包丁製作の見通しも出来たので、今日は刀の地金鍛錬に入る。
 少し疲れたので休みたかったが、外國から通訳付きで見学だったので、土曜日以外の特別見学会とした。
 出来た包丁を発送するのに電話をするが、携帯電話が切られている場合が多く連絡が取れなくて困るが、中にはキャンセルを申し出る者もいる。始めから注文をしなければ良いのに・・・ メールを送っても返事も無いので、展示場で販売用にする。
 テレビで包丁製作を見た人の来場は非常に多くなり、キャンセルの包丁でも行き場は出来るので助かる。中には納入期間が長いのでキャンセルも出るが、機械製産の打ち抜きではないので、包丁メーカーの様に1日に何百本も出来ない手造りで、能力にも限界が有る。

たたら製鉄

 昨夜の勉強会より影山正治先生の「歌道入門」を始める。
 帰宅が遅くなり、今朝は6時にやっと目覚めて朝食を取り、鍛冶場へ。
 6時30分予熱送風、7時より35キロの砂鉄投入。10.5キロの刀用玉鋼を造り、降し金を2回、夕方には炭2俵を切って終る。
 忙しい1日であった。

ロンドンから

 イギリス在留の日本人女性が、イギリス人男性6人の通訳となり来所。
 何時も通り、製鉄と作刀工程の説明の後に、折り返し鍛錬と見学者の向槌体験で終わる。
 今日は西風が強く火の粉が飛ぶので、刀の鍛錬は中止して包丁の研ぎ。斬味が良いので、指の皮迄そぎ落ちて痛む。

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