刀鍛冶の日々

娘の為に

 宗近君の来る前に、午後のオランダからの見学用意を済ます。
 久し振りに宗近君が長女の出生を記念するのに、御守り短刀の地金造り用たたら製鉄をして、40キロの砂鉄で11キロの玉鋼を造る。
 子供は父母が亡くなってから、生前の両親の事を懐かしく思う事が多く、私の場合も同じである。親として子供の為に金品ではなく、形の有る物を形見として残すのは、親の情である。
 刀鍛冶であるが為に、子供に短刀を残す事が出来て宗近君は幸せである。娘が嫁いでも親の造った御守り短刀は又次の時代に受け継がれるのが日本の伝統である。
 民族の魂を打つ刀工としてこれに勝る事はない。これから毎週休日には短刀造りの為に伝習所に通う事になる。
 弟子が卒業して寂しくなった鍛冶場に、久し振りに弟子の声がする。
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