刀鍛冶の日々

荒素延べ

 玉鋼切断時に集めて置いた小粒の鋼を降し金にして心鉄を鍛える。本当は降し金を皮鉄にした時が、面白い地金になる事が多々有るが、不安定な面も有るので、見る事の出来無い心鉄にする。降し金量の多い時は包丁にすれば丁度の炭素量で有る。
 心鉄は11回の折り返し鍛錬を経て、皮鉄と合わせて造り込み。
 アルバイトの休みである平田君は、炭切をしながらたたら製鉄をしている。普段は夜パチンコ屋さんのアルバイトが有るので、午前中少ない時間でも作業をしている。絶えず鍛冶屋の仕事をしている事で、地金の研究や沸かし、焼入れの練習をしているので、他の弟子より数段技術は進んでいる。
 文化庁の実技を合格した位で刀工と思うのは早計である。平田君の様に絶えず鋼に関わっていなければ、独立しても専業の刀工にはなれない厳しい道である。
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