刀鍛冶の日々

一息入れて

 先日迄の沸き具合の悪い火床での鍛錬は少々疲れた。
 今日は気分転換で6寸包丁2本を鍛え、焼入れてベルトサンダーで荒研ぎ。注文が有れば研いで柄を付ければ直に出来る。刀の製作中に、注文包丁を間に入れると張り詰めた心が緩む。夕方には明日の炭切をして終り、又鍛錬に入る。
 梅雨入り迄に後二振りの荒素延べ迄進めば、火造り仕事は梅雨に回しても800度程の温度で、火造り作業なので楽である。
 短刀位の注文であれば、夏でも早朝なら2時間程の鍛錬を続ける事が出来るが、刀の鍛錬は肉体的に無理となる。在庫の炭も残り15俵程となり、月末迄使用する予定の炭40俵を注文する。
 私の場合は注文刀先金なので、納期を守るのに絶えず早め早めの仕事をする。何時でも良い仕事は受け付けていない。入金が有った時から鋼との闘いに全力で取り組む。残った時間は少なくなっているので、一振りでも後世に残る、本当の日本刀を地金から復活させたい。
 刀の注文制作をしながら、合間にたたら製鉄で次の注文の鋼を造りながらの同時進行もある。日刀保玉鋼を仕入れて加工するだけの刀工には判らない地金造りの楽しみもある。
 私の砂鉄使用量は少しであるが、日刀保たたらは毎年40トン近くの砂鉄を使うのだが、一体何処から入手しているのだろうか?國内産か、又は外國産か?砂鉄の良い物を使わないと良い鋼は出来ない。
 現代刀工は疑問を抱かないのだろうかと思う。
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