刀鍛冶の日々

鋼造り

 午前中は脇差の火造り。
 午後は昨年たたら製鉄で造った玉鋼を切断する時に落ちた、小粒の玉鋼を貯め置いた物を纏めて降し金にする。種々の砂鉄が混じっている鋼なので、時には思わぬ出来になる。目方は4キロを4段に、炭と交互に積み、15分間送風すると2.5キロ~3キロの鋼が出来る。
 玉鋼が無い昭和52年位迄は、火縄銃の銃身や寺社の解体時に出た古釘を集めた降し金で鋼を造った。つい先日の様に思われる。今泉俊光先生には1回だけ降し金が「上田君の降し金が儂より上手」と褒められた思い出が有る。
 日刀保玉鋼が売り出された時は喜んだが、実用刀には鍛伸性が無く向かないので、古釘の降し金に戻り、今泉先生に話を聞きながら、砂鉄による製鋼の研究を続けて幾星霜。
 又40年程昔に帰り、一人鋼造り。
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