刀鍛冶の日々

地金

 刀、脇差、短刀の中心仕上げを終えて、研師宅へ研ぎ上がった脇差の受け取りへ。現代刀工のように刃文で勝負はしなく地金で勝負。刃文は一段階下の話である。
 久し振りに研師さんより地金、刃文も申し分無いと言われる。後数日で研ぎ上がる短刀も中々良く出来ている。12月15日の登録日には二口の登録が出来る。
 全國の注文者の方は、首を長くして待っている。各職方も優先的に仕事はしてくれるが分業で手仕事。
 私も加工された日刀保玉鋼は全く使用しなく、砂鉄、磁鉄鉱をたたら製鉄よりの手造りなので余計に手間取るが、地金へのこだわりが有るので、どうしても納期には1年を有する。
 長船町ではふる里納税の見返りに、短刀、刀を6ヵ月で仕上げているが、刀工の受注額から業者が間に入り二割を手数料としているので、勢い、急ぎ加工された玉鋼を形にしてプレゼントになる。行政とは所詮こんな所である。
 他を頼らず一匹狼で生きる刀工は鋼から自分で造らねば、職業として成り立たない厳しい道である。弟子がそれに耐えて刀工を続けなければ文化、精神、伝統は滅ぶ。
 来年春迄後少し、技術指導は続ける事が出来ると思う。
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