刀鍛冶の日々

落胆

 昨日短刀の下研ぎ砥石4本迄を見て安心して帰ったが、研師さんから連絡有り。
 僅かに刃先に鉱滓を噛んでいたので、刃先を研ぎ減すと傷の続きに又深く鉱滓を噛んだ傷が出てしまい、最後はそれ迄の研代を支払って切断する事とした。
 実用に使った時代と違い僅かが許されない鑑賞の時代なので,涙を呑んで切断しなければならない。これが小型自家製鋼の難しい所で、殆どの刀工はここで諦めて傷の出ない日刀保玉鋼に戻るのである。
 しかし砂鉄からの手造りで有る以上失敗はあるから、予備の影打ちをして出来の良い作品を出すのである。失敗作が出ると何時も心が折れるが、少し気分転換をして又打ち続ける。専業の刀工はその繰り返しである。
 これから独立してゆく弟子がこの痛みに耐え続けなければ、小型自家製鋼をもっての専業刀工にはなれない。
 疲れたので10月迄プログは休みます。
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