刀鍛冶の日々

研師宅で

 焼入れをして荒研ぎを済ました短刀を持って研師宅へ。休日なのでゆっくりと下研ぎを見学。
 焼入れが終わると荒研ぎをして、硝酸で大まかな刃文はみているが、細かな出来は砥石を5段階位進めなければ判らない。それに小さな自家製たたら装置で多種類の砂鉄をブレンドしているので、日刀保玉鋼より数倍も傷の出る確率は高く、失敗で有れば又始めから造り直しなので、絶えず予備の影打ちも必要となり、両方共に失敗も有るので下研ぎが終わる迄心配である。
 刀であれば下研ぎが1週間程必要であるが、短刀の下研ぎは1日~2日で終わるので銘を切り工作へ出す事となる。刀は分業仕事なので日数がかかるが、下研ぎが終われば安心して次の注文制作に入れる。
 全國でも数名自家製たたらで刀を造っているが、単品砂鉄ではどうしても鍛え肌が出にくい。
 昨日は日刀保玉鋼2級Aをロックウエル硬さ試験機で150kgfの荷重を掛け、ダイヤモンド圧子の圧痕の周囲に無数のひび割れが出来たのを金属顕微鏡を使って弟子に見せ、日刀保玉鋼が非常に銑に近く実用刀に向かない事を説明。硬さは14~17HRC位であった。
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