刀鍛冶の日々

意思

 今日も朝から鍛錬。鋼が硬過ぎるので柔らかい鋼を積むが、鋼の中に酸化鉄である皮気が出て、何度も何度も削り取るが治まらず、沸かしの温度を上げ鋼の表面が溶ける程沸かして、スプリングハンマーで火花を散らす。朝から3時間も続ければ限界である。昨日も今日も重労働が続き、息をするのが精一杯。
 疲れた体を横たえるも神経が昂り眠れず、朝は起きるのがやっとだが赤く、白く沸いた鋼に立ち向かえば忽ち元気になる。40年を越える鍛冶仕事に体は慣らされている。
 鋼に対する探求心と、次々と来る注文刀依頼に精神が先に、体が後に付いてゆく毎日。面倒を見る弟子がいないので仕事は、はかどる。
 それでも充実した毎日を送れるのは、鉄の祖神金屋子の大神様の御蔭。朝家を出る時、鍛冶場で作業を始める時、全て神拝で始まる。その他は後の事。
 10時より刀剣博物館で市長と業者が、ふる里納税の高額寄付者に刀剣をプレゼントする刀剣関係者と役所を交えての会合あり。武士の魂が産地名産のプレゼントとは、刀剣王國長船の名が廃るので刀は造らない。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://bizenosahune.blog67.fc2.com/tb.php/3289-08cb7995
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | HOME | 

FC2Ad

プロフィール

上田

Author:上田
FC2ブログへようこそ!

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

訪問者