刀鍛冶の日々

たたら製鉄

 朝5時、鍛冶場で炭になっていない材木同様の燃える松炭を切断してたたら炉へ。古墳時代の製鉄は炭ではなく木材で、低温還元していた事も発掘調査で一部判明している。前半は炭になっていない岡山産松を使うので、炎は高く燃え上がるが火力が無いので、粒状化して落ちて来る砂鉄は小さい。
 後半岩手産の炭に切り替えると、羽口の前に落ちる砂鉄は真白になり炉底へ。操業6時間30分。玉鋼は10キロと少し小さいが、高炭素で良く締まった出来。
 午後は私の素延べをした包丁2本を、午前中に谷口君が火造りをしてくれたので土置き、焼入れ。
 平井さんは日刀保玉鋼を焼入れした、脇差の姿直しをするも刃先が大きく欠ける。原因は玉鋼に粘りが無い事である。今泉先生が陸軍受命刀工時代に使っていた靖國玉鋼と比べると、日刀保玉鋼は品質的には大きく落ちるのが実態であるが、使った事の無い若い刀工は、戦前の玉鋼を知らないので評価出来ないと思う。
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