刀鍛冶の日々

復古刀について

 昨日の二尺五寸の刀を姿直しをして、内面応力を2週間程かけて抜き、もう一度姿直しと刀身仕立てをし研師へ出す予定。秋には仕上がる予定にしている。
 今刀剣ブームで各職方は多忙である。1月に三口の注文、2月も既に太刀の復元予約で交渉中。全國でも鎌倉期から南北朝期の復古刀のブームで、長大な太刀が好まれている様である。
 太刀に憧れるのは、太刀の地方色である地金の鍛肌と働きである。日刀保玉鋼で造っても所詮現代刀が長さと身幅と重ねの法量を写しただけで終り、地鉄は鏡面である。自らが古刀期の製鉄方法で鉄鉱石か、砂鉄を吹き科学的に分析をしなければ復古刀ではないと思うが、注文者の知識がどの程度かで変わる。
 古代の製鉄跡を分析し、その鋼になる様に、分析した砂鉄を吹いてもその通りには絶対にならない。しかし現代刀以上の室町から南北朝期位迄なら何とか鋼を製作出来ると思っている。一番良いのは刀工の好みが残る作品である。 一千年を経て戦乱を潜り抜けた刀が現存するが、将来刀を戦いに使う事が無いので地球が有る限り刀は残る。その時、後代の人が平成の刀を評価をして頂ければ良いと思う。
 午後からは早速注文刀の鍛錬に入る。炭が不自由なく使えるので心も軽い。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://bizenosahune.blog67.fc2.com/tb.php/3112-3f6c48e4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | HOME | 

FC2Ad

プロフィール

上田

Author:上田
FC2ブログへようこそ!

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

訪問者