刀鍛冶の日々

スラグ

 昨日に続き二振り目のせんかけ。
 今日は刀の2ヶ所に砂鉄中に7割程あり不純物として製鉄時に流れ出るスラグが、鋼の中に残っていて5~6ミリの長さで黒いスラグを噛んだ傷となって出る。日刀保玉鋼は1級・2級のA迄ならスラグを鋼の中に噛んでいないので、傷の出ない刀が出来る。自家製鋼の大きな欠点は、鋼の中にスラグが残る事である。
 何時もこの事に悩まされるので、鍛錬回数を増やすが時折残る。幸いにせんで平らに削っていると自然に無くなり、やれやれと思う。
 古墳時代の鉄を求めて磁鉄鉱を使うと、針の先で突いた様な小さな点のスラグ跡が残るが、地金は古刀初期の様で面白い。
 砂鉄製玉鋼はスラグは少ないが、今一つ時代が若くなる様である。
 現代刀は地金が鏡の様で全く面白くないと思う。今年は製鉄時の温度を上げて、事前にスラグを少なくして置こうと思っているが、余りスラグが少ないと肌目が出なくなり、今年も研究の1年となりそうである。
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