刀鍛冶の日々

せんかけの楽しさ

 刀身の平面を平らにして、断面が相似形になる様にせんで削る。弟子達は階下で火造り、焼入れ、研ぎをしているので、2階でゆっくりと落ち着いて自分の仕事に熱中出来る。 砂鉄の種類も配合も変えて有るので、何時も焼入れの刃文を考える。日刀保玉鋼の様に土を置けば、その通りにならないのが自家製鋼。
 砂鉄毎の玉鋼には性格が有る。組合せで同じ土置きをしても絶対にその通りにならず、刃文が崩れる事も有り、反面全く違った面白い刃文と地金の変化が現れる事も有り、自分でコントロール出来るのは半分位である。
 日刀保玉鋼では同じ出来の刀がいくらでも造れるが、自家製玉鋼は鉄鉱石や砂鉄の種類も多く予測出来ない部分も多く、同じ刀は出来ないが似た刀は造れる。半分は材料が影響するので、せんかけをしながら刀を想像する事が楽しい工程である。
 スプリングハンマーの部分が届いたので取り付ける。調子も良さそうなので来週は鍛錬をしたい。
 異なる玉鋼も在庫は十分に有る。注文者は首を長くして待っていてくれるので、少しでも早く納めたいものである。
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