刀鍛冶の日々

体験会

  昨日積み沸かしをして鋼を纏めて有ったので折り返し鍛錬は順調に進み、昼前に土置きをして焼入れ。刃文は体験者と私が裏・表に分けて土置きをしていたので多少の違いは出るが、微塵に沸が付き面白い。
 谷口君も平井さんも手慣れたものである。刀と違って包丁は直に結果が出るので楽しいものである。鋼2キロ、炭40キロを使い包丁1本を仕上げる。洋鉄の包丁は刃物鋼で炭素も同一であるし型を打ち抜けば良いが、和鉄は折り返し鍛錬が必要であり炭素量も不揃いなので、火花試験と手打ちの火造り後、切先を切って焼入れ試験を毎回行って焼入れ時の火力、水の温度を変えなければならない。
 体験者が折り返し鍛錬の温度が高いと、鋼は燃えて目方が少なくなるので包丁の長さも短くなるし反対も有る。
 刀工は何時も刀の火造りが正確なので、包丁の火造りも非常に丁寧にして、高価な鋼を無駄にしない。自家製鋼は平均1キロ1万円の鋼代になり、日刀保玉鋼代より割高となり向鎚も2・3名の弟子を使うので、どうしても10万円の包丁代となる。この包丁代が高いか、安いかは体験者の気持ちによる。
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