刀鍛冶の日々

たたら炭

 台風の影響は少なく、強い風は涼しく弟子の勉強にたたら製鉄を2人に任す。昨日の疲れ取にのんびりとしていたが鉱滓が全く出ていないので炉内を覗くと、砂鉄は真っ赤に焼けて粒状化して羽口の前に落ちているが、のぞき穴の下に出来る鉱滓が全くないので排出しない訳である。砂鉄の中で2・3割が鋼になり他は鉱滓となり、その中で鉄分が接着してけらに成長するのである。
 原因は炭の火力が弱く砂鉄が融点に達しないのだが、経験の浅い弟子には原因が判らないので説明をしてたたら炭を変えると、鉱滓が良く出て鋼も炉底に出来て来る。今日の様な失敗を繰り返して行く内に身に着くのである。
 炭は焼き方や木材の質によって火力が違う事も有り、風力の違いも考慮しなければならないし、砂鉄の種類によっても違って来る。自家製たたらは難しくたたらを研究する者も、出来た鋼を買う事になる。玉鋼を造るか、それとも出来上がりの玉鋼を買うか二者択一になる。
 買った同じ玉鋼を全國の刀工が使い、同じ刀を造っても面白くないだろう。
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