刀鍛冶の日々

一人製鉄

昨日で体験会3日分の用意が出来たので今日は休む予定にしていたが、整体のリハビリが今朝に変更となり鍛冶場で1時間のリハビリ。
 天気は曇りで涼しく折角なので炭を切り、歩留りは無視で分析されていた砂鉄を配合。最近は短刀の注文も続いており今迄と一味違った砂鉄配合にする。
 鉄分の多い砂鉄はいつしても歩留りが良いが、江戸時代たたら製鉄に使われていなかった場所の砂鉄は、採算が取れないので鉄山では使用されていなかったと思う。土中の砂鉄量が少なくかんな流しの比重選鉱では、今と違ってフェマタイトが多い砂鉄とマグネタイトが多い砂鉄との選別が、科学の進んでいない時代には分析が出来ず、歩留りで砂鉄の良し悪しを決めていたと思う。日用金具はそれでも良いが、現代刀の地金を越えて折れず、曲がらず、良く斬れる地金は古刀期と同じ地金になる事が必要である。
古刀期の刀の分析成分が今と違うのは、たたら製鉄で歩留りも纏まりも悪い砂鉄、鉄鉱石でも二次製錬をして鉄の質を変える方法を取っていたのかも知れない。古刀期、新刀期、新々刀期、特に古墳時代の分析は成分が面白く出来ている。タイムスリップが出来るなら製鉄現場を覗いてみたいものである。
 博物館で見る上古刀の様な地金を、生きている間に何とか造って見たいものである。
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