刀鍛冶の日々

海綿鉄

 今年は20回もたたら製鉄を行なった。玉鋼になる前800度程度で炭素量の低い錬鉄状態の塊として出来る。これを折り返し鍛錬で吸炭して鋼にする技術も有るが、手っ取り早いのは卸し金方法である。谷口君がハンマーで割ると断面は銀色に輝いている。その海綿鉄を4回に分けて卸し金にして見せる。
 海綿鉄3キロを炭との4層にして15分間送風すると玉鋼2.5キロ程が出来る。良く吸炭して炭素量も高い。谷口君はいつもたたら製鉄後出来た玉鋼切断の手助けをしてくれるので、玉鋼に成りきらず海綿鉄として残った物を手助け料としている。
 随分と保管していたが刀工試験が終ったので自家製鋼の第一歩として海綿鉄の卸し金を見せたので、明日は卸し金をして自分の鋼を造る事にする。日刀保玉鋼は人の造った鋼で有る。自分の造った玉鋼で刀を造るこだわりを持って欲しい。それが個性である。
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