刀鍛冶の日々

砂鉄分析

 日本國中の砂鉄分析結果は場所により、Fe60%から最高89%位であり餅鉄もFeは高く残りはケイ素やチタン等であるが、Feの分析結果は低くても何度も何度も選鉱を重ねれば体積当たりの重量は増して来る。昨日も金沢君が良く砂鉄を選鉱していたので歩留り35%の玉鋼が取れている。砂鉄ばかりと思っても選鉱を重ねれば磁力を帯びていない物も多く含まれている。工場で造られた輸入の鉄鉱石粉末赤鉄鋼は見た目は砂鉄に良く似ていて殆どが磁石に付く。
 しかし砂鉄のFeが多い程玉鋼になる率は高いがそうとは言えない物も有る。刀になればFeは98~99%台になるが、炭素量は鍛錬の技術や元の玉鋼の炭素量にもよる。砂鉄の還元剤である木炭の質等も有り砂鉄中の酸素を抜き全重量の30%強が鋼になれば可としなければならない。
 今日は日本海を北上して砂鉄を見る、古代たたら製鉄は山中ばかりでなく浜砂鉄を使って海岸近くでも行われていた。山中の様にかんな流しをしなくても海岸近くで砂鉄を集めれば製鉄が出来たのである。酸化物である砂鉄は場所により酸素濃度が違うのではないかと製鉄時に思う様になる。それは鍛錬時に多く膨れが出る鋼と殆ど出ない鋼の砂鉄が有る事であるが、還元方法によるかも知れない。製鉄が面白く今年は17回もたたら製鉄を行なった。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://bizenosahune.blog67.fc2.com/tb.php/2475-8e60460a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | HOME | 

FC2Ad

プロフィール

上田

Author:上田
FC2ブログへようこそ!

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

訪問者