刀鍛冶の日々

熱き日

午前7時気温6度、鍛錬中止の11時には室内は45度となり、脈拍数Ⅰ分間に50足らずの心臓には熱さがこたえる。駐車場を半分にして造った私の鍛冶場は狭く大型の工場扇2台が廻り、戸は開け放されても暑し。
 長刀の材料を製作の日付と使用した砂鉄の種類を確認して、鋼の火花試験をし積み沸かし鍛錬に入る。2キロの玉鋼を10個、総重量20キロの皮鉄を鍛える予定。直径35糎の煙突も熱風を吐き出すので火床の上に置いた濡れた砂鉄20キロは2時間もすれば完全に乾燥する火力である。岡山県内で焼かれた松炭は技術と共に原木が乾燥していたので上手に焼かれ歩留りも良かった様である。岩手産よりも今回の炭焼釜の方が火力が有る様である。又原木は全て広島県産である。炭の良し悪しも作刀には大きく影響し、鋼の中に含まれた酸素も火力で消えてゆくので鍛錬は非常に楽である。
 谷口君が腰痛なので午後の炭切は自分で行うので早く終わり、研ぎ師宅へ研ぎ終えた二尺五寸の太刀を受け取りに。良く出来た地金である。使用した砂鉄の覚書と照らし合わす。これで暫し無かった展示刀もやっと出来る。
           歌 三 首
  「捨てる身の   命惜しまぬ   我が魂なれど
           少し盡さむ   残りし弟子に」
  
  「わが魂の   残して置きし  この太刀に
          生國土佐の   銘を入れたし」

  「残る歳   いつ迄知れず   鎚を打つ
         父母の想いを   思いて止まず」
スポンサーサイト

コメント

歌三首

窮まりの 無き國紡ぐ 心とは 親と師とから 受けた眞心

親と師の 眞心知れば 尊しと 自づと分る 君の御心

やまと魂 君の御恩に 身を捨てて 報ゆる事を 幸ひと知る

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://bizenosahune.blog67.fc2.com/tb.php/2469-73ab6a59
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | HOME | 

FC2Ad

プロフィール

上田

Author:上田
FC2ブログへようこそ!

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

訪問者