刀鍛冶の日々

惜別の情

 刀の鍛錬をしながら帰省に備えて身辺整理をしている大高君を思うと胸が痛む。入門9年にして鍛刀技術が及ばず伝習所を去る事になったが、年末から先日迄一生懸命彼なりに頑張った事は認めるが刀工試験には合格しない。これで刀に思いを残す事なく別の道を歩む事が出来ると思う、大高君はこの9年間で人間的に大きく成長したので、自分に適した職業を選べば十分に生活出来る。
 この9年間親は子供が刀工に成る事を夢見て生活費を送り、苦労したが帰省したらその分親孝行をして欲しい。9年間伝習所で何かを学んだと思う。その良い所を自分の人生に活かして欲しい。職業には自分にとって適、不適が有る。残った弟子は刀工資格を持っていても独立出来るかどうかは判らない。独立しても生活の心配だらけで日本の文化伝統を守るのは生易しいものではない。それを思えば鍛刀技術が及ばず会社勤めをして給料を貰うのが楽である。それも人生である。明日夜は自宅に招いて慰労したい。
 人生は生まれも育ちも違う者が知り合う場所である。修行時代を懐かしむ時もきっと来る。君の事は忘れない。
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コメント

新たな門出

大高様、九年間御疲れ様でした。

天地正大の氣,
粹然として神州に鍾る。
秀でては不二の嶽となり,
巍巍として千秋に 聳ゆ。
注ぎては大瀛の水となり,
洋洋として八洲を 環る。
發しては萬朶の櫻となり,
衆芳與に 儔ひし難し。
凝りては百錬の鐵となり,
鋭利鍪(かぶと)を割く可し。
藎臣皆な熊羆,
武夫盡く好仇。

凝りては刀ですが、發しては萬朶の櫻です。
大高様が鍛へて来られたのは、鐵だけでなく御自身である事が上田先生の御言葉から分るやうに思ひます。

これ迄修行なされて来た事を思へば、無念な気持ちもあるかと思ひますが、戦ふ道に二つ無し。
一見すれば遠回りのやうに思へる道も、人生万事塞翁が馬といふ事もあると思ひます。

学びの庭から世間へと出征なされる大高様の新たな門出と忠孝両全を祈念して、萬歳!

武運長久、御身御大事に!

親の情

心の中で応援していました。

残念でありますが
新たに頑張って下さい。
また、大高君がこの記事を存じているかは分かりませんが
全部目を通して頂きたいです。
きっと、大事な事が見出される事かて思います。


上田先生
まだまだ止むことなき精神応援してます
お身体寵愛されて下さいませ。

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