秋山君の事
弟子の希望で砂鉄の産出する山陰地方を見学しての帰り道、金沢君の鍛冶場建設場に寄ると、建物の基礎コンクリートの打設が終わった所で、連休明けには鍛冶場の建物が建ち始める様である。
そして左足の大怪我をした秋山君も同席していて、普通に歩ける迄回復している。良かったの一言に尽きる。
そして左足の大怪我をした秋山君も同席していて、普通に歩ける迄回復している。良かったの一言に尽きる。
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積み沸かし
弟子の初めての梃付け。その上に水べしの鋼を二層に積み上げて沸かし、私が向槌で打つ。
午後は来客の写真撮影に、たたら製鉄の終った石原君と平田君が向槌。最後の折り返しは弟子が打ちて終る。
午後3時まだ時間も有るので、再度梃付けと積み沸かしで終る。暑い1日を良く頑張ったと思う。
午後は来客の写真撮影に、たたら製鉄の終った石原君と平田君が向槌。最後の折り返しは弟子が打ちて終る。
午後3時まだ時間も有るので、再度梃付けと積み沸かしで終る。暑い1日を良く頑張ったと思う。
素延べ
スプリングハンマーと手鎚で刀二口、脇差一口の素延べを終える。
来週から午前中は東都より帰って来た弟子の指導をし、午後は順次火造りに入る。
来週から午前中は東都より帰って来た弟子の指導をし、午後は順次火造りに入る。
荒素延べ
昨夜も疲れて早く寝たので、朝の目覚めも早い。
気温も低く涼しい午前中に造り込み迄進めたく、少し早めに鍛錬開始。
昼前にやっと皮鉄と心鉄を合わせ沸かし延べ。湯玉が流れ落ちる限界迄をせめる。小豆粒大程の小さな膨れが1個出ただけなので一安心。
日中の暑さと沸かしの熱で室内は50度に達し、最後の力を振り絞り、打ち続け荒素延べ迄完了。
連日の鍛錬から解放され、吹く風に身をさらし、弟子の居ない3日間の鉄との激闘に思いを馳せる。
気温も低く涼しい午前中に造り込み迄進めたく、少し早めに鍛錬開始。
昼前にやっと皮鉄と心鉄を合わせ沸かし延べ。湯玉が流れ落ちる限界迄をせめる。小豆粒大程の小さな膨れが1個出ただけなので一安心。
日中の暑さと沸かしの熱で室内は50度に達し、最後の力を振り絞り、打ち続け荒素延べ迄完了。
連日の鍛錬から解放され、吹く風に身をさらし、弟子の居ない3日間の鉄との激闘に思いを馳せる。
脇差皮鉄
昨日は早出して刀の荒素延べ迄進めたので大変疲れ、夜8時雨音を聞きながら眠る。
目覚めると朝4時前、雨は止んでいるので急ぎ鍛冶場で松炭を切り、脇差の鍛錬を午後3時迄進める。自分ではもう早出をして無理はしないと思っているが、長年の習慣で目覚めると刀を造りたくなる。
脇差の地金はフェマタイトの砂鉄を鋼にした物と、北陸産の砂鉄を鋼にした物と同比率で鍛えるが、材料が違い過ぎるので悪戦苦闘の一日であった。
明日は太刀の発送や、包丁の発送も有るので早出はしない。
脇差の材料も余分に取ってあるので、包丁にして一足早く地金が見たい。今日も早く眠れそうである。
目覚めると朝4時前、雨は止んでいるので急ぎ鍛冶場で松炭を切り、脇差の鍛錬を午後3時迄進める。自分ではもう早出をして無理はしないと思っているが、長年の習慣で目覚めると刀を造りたくなる。
脇差の地金はフェマタイトの砂鉄を鋼にした物と、北陸産の砂鉄を鋼にした物と同比率で鍛えるが、材料が違い過ぎるので悪戦苦闘の一日であった。
明日は太刀の発送や、包丁の発送も有るので早出はしない。
脇差の材料も余分に取ってあるので、包丁にして一足早く地金が見たい。今日も早く眠れそうである。
雨天
待ちに待った雨が昨夜より降り始め、今日は絶好の鍛錬日。
一日スプリングハンマーを打ち続け、東海地方よりの注文刀を造り込み、荒素延べ迄進め、その後関東地方よりの注文脇差を鍛え始める。
せめて後一日雨が欲しい所だが、岡山県の明日の天気は曇り、一時晴れの予報。
一日スプリングハンマーを打ち続け、東海地方よりの注文刀を造り込み、荒素延べ迄進め、その後関東地方よりの注文脇差を鍛え始める。
せめて後一日雨が欲しい所だが、岡山県の明日の天気は曇り、一時晴れの予報。
用意
朝一番に脇差の刀身、中心仕上げ。明日より2日間で上鍛え、造り込み迄進む予定なので、切炭の不足が無い様に炭切。2日間位は雨が降り涼しくなる様なので、この機会を逃すと当分鍛錬は出来ない。
注文も多いので疲れない様に昼で終えて休む。しかし体は横たわりても、頭の中は絶えない注文をどの様にするか、炭の仕入れや鋼造りの予定、納入期日が駆け回る。
注文も多いので疲れない様に昼で終えて休む。しかし体は横たわりても、頭の中は絶えない注文をどの様にするか、炭の仕入れや鋼造りの予定、納入期日が駆け回る。
高温続く
所用で1週間程東都に帰る弟子を駅に送り、鍛冶場にて栃木県の注文主に送る太刀の箱製作。
内面応力の抜けた脇差を再度姿直し。2階の仕上げ場は室温47度と高く、とても作業は出来なく明朝とする。
4月春なのに夏並みの気候で、体調を思えば鍛錬も出来ず早じまい。
内面応力の抜けた脇差を再度姿直し。2階の仕上げ場は室温47度と高く、とても作業は出来なく明朝とする。
4月春なのに夏並みの気候で、体調を思えば鍛錬も出来ず早じまい。
金屋子神社参拝
明日が春の大祭であるが、どうしても都合がつかなく今朝早く参拝する。宮司様の御元気な御顔を拝顔したかった。
右手の状態も良くなり、向槌も十分打てる様になり、弟子も指導出来る。左目もサングラスをかければ沸かしが出来る。全て金屋子の大神様と宮司様の御蔭である。
深く感謝して、民族の魂を守る刀工を育てる為に健康である事を御願いする。
右手の状態も良くなり、向槌も十分打てる様になり、弟子も指導出来る。左目もサングラスをかければ沸かしが出来る。全て金屋子の大神様と宮司様の御蔭である。
深く感謝して、民族の魂を守る刀工を育てる為に健康である事を御願いする。
鍛錬3日目
下鍛完了して上鍛に進む。とにかく暑く室温45度の中、御茶を飲みながら午後3時迄続けるが、ここが限度。
炭3俵を切って、上鍛えの用意。暑さで弟子も疲れた様である。
炭3俵を切って、上鍛えの用意。暑さで弟子も疲れた様である。