刀鍛冶の日々

炭切

 刀の焼入れ炭が無いので、1日かけて炭2俵を1センチ角に切る。焼入れも1回で上手く行くとは限らないので予備炭も必要。
 夕方には北國より自分でたたら製鉄で造った玉鋼を持ってYさんが来訪。
 明日は月参りに金屋子神社に出掛けて、週末迄の体験学習が成功する事を祈願に二人して行く予定。
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御見舞

休みなので友人の所に御見舞い。この半年程で言葉が判明しづらくなる。
 振り返れば40年以上の付き合いが、つい数年前の様に思われる。
 川は雪解け水で水量も多く、砂鉄も流れているので刀一振り分程を集める。

振替出勤

 来客が有るので休日を明日に振り替えて、刀のせん、ヤスリ仕上げ。焼入れ炭も無くなっているので、後日焼入れ炭を切って焼入れをする。
 来客が帰った後、時間が少しあるので大きな玉鋼を焼き、切断して次の刀用の地金の用意。
 今、沢山の異なる砂鉄を混合した玉鋼が100キロ近くあり、注文には当分困らないが、炭焼きは春先迄しかしないので、包丁用の玉鋼も積み増しておかなければ、夏場の包丁造りの鋼が不足するかもしれない。新弟子が入門すれば、練習用鋼も必要になる。
 自家製鋼なので日当を度外視すれば、炭代だけで済むので安く済む。たたら製鉄も新弟子が練習を兼ねて鋼を造れば、それで玉鋼製道具も出来る。
 今夜はゆっくりと休めそうである。

火造り修了

 体調も回復したので火造りの続きを終える。
 二階の仕上げ場でせん、やすりかけを7割程仕上げて早めにしまう。
 夕食後は外國へ刀を輸出するのに、文化庁へ申請書類等を準備する。少し疲労は残れり。

分析

 昨夜北國産砂鉄の分析表が送られて来る。
 各地の砂鉄分析と比べても、さほど変わるものではないと思われるが、その少しの差が鋼となった時にどの様に変化するのか?許容範囲はどの辺りかとも思って見る。又その物質がどの範囲で有れば、鋼に成果として現れるのか?操業条件も大きく影響すると思う。
 今迄使用した事の無い北國産砂鉄も、今迄の砂鉄以上に面白い所が有り地金の研究も楽しくなる。
 昨日研ぎ上がった短刀は同じ私の鋼でありながら、匂い口は弟子の作が良く、地肌は私の方が良い。鍛錬により変わるものである。
 刀造りと並行して時折包丁で試作しているので、4月からは北國産砂鉄を用いた刀も造りたい。

研ぎ

 体温35.4度と低いが、頭痛があり意識も少しぼやけふらつくので、刀の火造りは中止。
 包丁製作時に余った鋼で規格外の包丁を造り、貯めて有るので座って包丁を1日研ぐ。
      

寝て思う

 何時もながら風の為に意識が遠ざかる。体が熱くなったり、寒くなったり。こんな時は寝て過ごすのが一番。
 刀工試験に合格しても刀鍛冶として独立出来る弟子は数少ない。どうやって専業の弟子を育てるかを寝ながら考えている。
 鍛冶場が出来ても生活が出来ないのが、現代刀工の常である。

風邪

 2~3日前より咽が痛く、昨夜病院へ行くと風邪との事。
 今朝は鼻も痛み倦怠感も出る。毎年の如く春先の風邪は長引く。
 明日は母校で一時間の講演も有るので、大事を取って鍛冶場で寝る。

歌会出席

 岡山県支部の歌会に初出席。
 やはり長年勉強している方々は歌が上手で、私の歌も欠点を指摘して頂き下記に変わる。
   (一)訪れて      思いを語る     乙女子に
       遠き昔の      我を重ぬる
   (二)鎚置かむ     時至りぬと    思えども
       乙女の気持ち   我を惑わす
   (三)日の本の    剣打たむと     我が門に
       入りたる乙女    待つも楽しく      

火造り

 午前中は休日出勤にして、商工会へ確定申告の書類出し。
 午後は刀の荒打ちを終り、仕上げ打ちへ。2時間程の仕事でも右肩が痛み出し中止。包丁の予定も終わっているので、月末迄刀に関わる事が出来るので、もう少し右手の回復を待つ。
 3~4日前に弟子入門予定者に、私の事が出ている楽天の三木谷浩社長の「問題児」の本を送る。もう読み終っただろうか?既成のレールを走る事無く、自分の道を歩く姿を重ねる。
 大学進学だけが全てではない。大志を抱き、如何に日本の為に尽くすかが問題である。

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