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刀鍛冶の日々

失敗

 炭の火力が弱く、鍛接温度が上がらず、6寸の包丁に傷が出て5寸に磨り上げる。注文は6寸なので納品出来なくなる。
 明日よりは岩手産の炭に切替えて、再度打ち直し。近代製鉄の刃物鋼と違い、折り返し鍛錬なので1日1本が限度。
 注文は次々と入るので、気分は焦るが手仕事に失敗は付き物で、開き直って待ってもらうしかない。
 しかし心の内は残念で仕方なし。
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休日の仕事

 包丁の柄が無くなったので、鳥取県内の各ホームセンターで集め、不足する200本は順次製作を御願いする。
 包丁の柄は沢山のメーカーが製作しているが、鳥取県産の柄が一番丈夫で長持ちする。最近は黒檀の柄が入手できなくなる。
桐箱は纏めて注文する。休日でも用事は沢山有り、包丁発送は明日早朝に準備。
 長船に帰ると平田君が、たたら製鉄が終わった所で、25キロの砂鉄で11.5キロの鋼を造っていた。何時も平田君の歩留りは良い。

鍛錬

 台風22号の接近で大雨。少し早いが朝4時より鍛錬開始。
 雨音も大きく打つ音も余り響かないと思ったが、平田君が寝ていても結構響いていましたと話すので、以後鍛錬は朝7時からとする。注文も多く気分も焦る。
 今日の鋼は非常に硬いので、目減りも少なく感度も良い。

今日も早出

今日も朝3時の早出。昼迄にふる里納税返礼の包丁を研ぐ。
 来客も有り、注文を頂く。
 午後はシアトルから見学。
 やっと長い1日を終り、明日より包丁の鍛錬に入る。
 寝不足で頭痛。

早出続く

 朝3時、早い朝食を済ます。
 4時たたら炉送風開始。12時解体。県内産の炭で吹くと、岩手産炭より1キロ程少ない玉鋼となる。
 包丁用に柔らかい鋼を造る予定が、非常に硬い鋼となる。炭の質か、砂鉄の配合かの問題である。
 午後は降し金をして、明日シアトルからの団体に公開する、折り返し鍛錬の用意と炭切。
 いよいよ、ふる里納税の返礼包丁の発想指示が届く。ネット以外でも電話の注文も有り、早出は避けられなくなって来た。

同時入荷

 県内の炭屋さんが、早朝に180俵をトラックで納入。岩手県よりも炭入荷。
 刀用鋼は硬く銘も切り辛いので、明日は包丁用に炭素量の低い鋼を造る事にして、炉を塗り、炭を夕方迄切る。
 明日は砂鉄の配合を変えて、少し詰んだ地金を造る事にする。
 連日の包丁注文もやっと止まった様であるが、これからが包丁造りも忙しくなる。

焼入れ

 刀用の鋼で造ったので、炭素量が高く水温40度で焼入れをしたが、刃文は高く硬い。明日は焼き戻し温度を300度位かけなければ粘りが出ない。
 タイのバンコクより岡山迄来て、太刀、刀、脇差、短刀の注文を頂く。
 私のプログを5~6年見ていて、日本に帰った時、是非注文をしたいと思っていたと語る。
 プログを出せば、その人の人間性が判る。胸中の刀にかける思いを文章に出来るか否かである。

包丁研ぎ

 包丁の仕上がり在庫が6本有ったので、6本を鍛えて研ぐ。これで柄付け等をして、土曜日に10本発送予定。
 造っても傷が出て包丁が短くなって、6寸の規格に寸法が切れると展示場での販売となる。
 1本1本が手造りなので、身幅や厚さ等も違って、同じ物にならないのが手造りである。
 来客等用事も有り結構忙しい。
 たたら製鉄の1日を惜しんで、明日よりは刀用の鋼で包丁製作に入る予定。

孤軍奮闘

 テレビ放映後は注文が続き、昨日も今日も包丁の火造り、焼入れ、研ぎが続く。
 毎、朝夕、展示場にてマッサージ機をかけて、疲れを取りながら包丁造りを続行。台風一過の青空で清々しく体調も良い。
 夜は講演会の資料纏めと忙しいが、前に進むしか道は無い。
 作業方法を変えて、1日2本の包丁造りを考えている。
 これだけ注文が多いと1週間に1度は、たたら製鉄をしないと鉄が不足する。嬉しい悲鳴である。

雨続く

 台風接近で雨は激しく雨漏りが続く。蒸し暑いが気温は低く鍛錬は順調に進む。
 来春新弟子が入門するので、兄弟子が向槌と手鎚を造っている。
 遠く東京から強い意志を持って入門する志に感じている。「人生 意気に感ず」である。
 12月には両親と共に長船を訪れる予定。人生は一度しかない。刀工を目指し悔いの無い人生を送れる様に、残った人生、若い人に役立てばと思っている。

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