刀鍛冶の日々

御祭

 炎天下汗は滴る。芦田林弘烈士72年祭を挙行。
 時代が大きく変わりながらも、大東塾14烈士祭が絶える事無く続き、日本人の魂が今だ残っている事に、毎年の御祭を通じ感動を新たにする。
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第一歩

 昨日金沢君の鍛錬所建設用土地が購入出来て、敷地の草刈りが始まる。長船の伝習所より北西へ30キロ程。県内の弟子としては3人目となる。
 鍛錬所の前は鳥取県へ通じる國道53号線が走り、交通量も多く目立つ場所である。遅くとも来春位には出来ると思う。
 どの様な店でも目立つ場所が来客が多く、看板を出せば24時間宣伝が出来る。先ずは知ってもらう事が大事である。
 今日から独立の第一歩始まる。刀工としての信念を通した者のみが生き残れる。頑張って欲しい。

注文

 来客有りて刀の注文有り。
 夏は健康の為に、今年から無理をして作刀しないので、涼しくなる迄素材の研究をしたい。
 今日見せて頂いた古刀の地鉄は良く出来ていた。製鉄方法の違いであると思うが、鍛肌は良く出るが、どうしても鉱滓を噛んだゆるみや、傷が出る確率が高い。手仕事の難しい所である。
 暑さも峠を越え、朝方は涼しさを通り越え寒い時も有る。夕方の徒歩時も涼しい風が吹き出す。後少しの辛抱である。

炭切

 土曜日の見学会は、米國人5名と県外よりの予約4名有り。
 1年で1番暑い時期に毎週予約は多し。秋から春の気候の良い時は見学者も多いが、今年の様に真夏の時期に多いのは初めてである。特にこの1~2年は外人の見学が多く暑くて気の毒である。
 朝から昼迄に見学会の炭切を終えて、午後は今日も読書で1日を過ごす。

体調良し

 週1回となった整体1時間を済まして、午後は今日も製鉄に関する本を読む。
 目の痛みも無く随分楽になったのは、鍛冶仕事で火を見なくなったせいかも知れない。
 もう少し涼しくなる迄は一休みを続けたい。毎日夕方には1時間程歩くのが良いのか糖も出なくなった。

秋山君の事

 終戦72年目の夏。思う事多く書き切れず。戦火に散った先人に哀悼の誠を捧げます。
 今日は2年近く前に大怪我をした秋山君が鍛冶場に顔を出す。4ヶ月前と違って歩ける。来月には足の骨が付いたかレントゲン検査を受ける由。元の足には戻らないが、少しづつ回復へと向かう事を望んでいる。
 人生には種々な理由で方向転換する事も有るが、今の回復状態を見るに、又刀を打てると思う。刀工試験も1回で合格し、刀造りも持って生まれた器用さも有り上手である。来年には新弟子が入門するかも知れない。その頃には元気で指導もしてもらいたい。兄弟弟子二人も独立に向けて頑張っている近況も話す。
 今日は久し振りに合えて良かった。

考える日

 精神的に少し疲れているので、今日の休日は寝て過ごす。
 新しく弟子を取る事は、少なくてても受験迄の5年間は元気で弟子をj育成しなければならず、弟子の人生を預かる責任がある。70歳を迎えると体力が落ち、5年先の体力は刀工として体力を保持出来ているか?
 又、個人の寿命は判らない。万一の時、弟子を預かってもらえる独立して生計を立てている弟子が居るか?心配をして考えればきりがないものである。しかし弟子が入門となると、私の若い元気な時と違って健康問題が気になる。幸い眼球に触っても眼球の痛みは無くなった。2年半前に頚椎を痛めてもう駄目かと思ったが、今は親指が痺れて字が書き辛い位で作刀は十分に出来て体力的にも、精神的にも十分自身はある。
 不屈の信念を持って金屋子様に祈りながら、民族の魂を打つ続けなければならない。

駅舎へ

 2日間の体験会を昨日終り、今朝は長船駅へ送る。
 2日間に渡り、折り返し鍛錬から包丁の焼入れ迄を進め、夜は感想を聞き、新弟子入門に関する事を述べる。
 弟子の5年間は親方が鋼、炭を無料で与えるだけで給料は無く、夜、又は週休2日の中で、生活費をアルバイトで稼がなくてはならない。住居は古ぼけたプレハブ住宅であれば無料である。こんな伝習所で良ければ入門出来る。両親はこんな現状を知らないので、子供に聞いて欲しい。
 國や地方団体の援助も無く、親方一人の力で苦しい中を伝統技術後継者を育てているのが刀剣界の現状で、殆どの刀工は自分の生活に追われ弟子の育成どころではない。
 刀工で日本の伝統を守りたい強い意志の弟子で有れば、出来る限りの事をして上げたい。
 午後は刀を県外に送る木箱造りをする。

体験会終る

 午前中、小包丁の研ぎ。
 来客6名の見学後、再び包丁の火造り、今日は土置き、焼入れ迄を高校生が進め、残業をして研ぎあげる。2日間の体験会で包丁2本を仕上げると、もう申し分なし。
 今日は石原君、山本君、平田君も手助けをしてくれたので、暑い中での折り返し鍛錬も無事終了。

体験会

 県外よりの鍛冶の体験会に高校生来る。初日は折り返し鍛錬で向槌を打つが、梃跡も造らず正確に打ち、包丁の形にした物を中々上手に火造る。
 仕事も早く進み、夕方には土置き、焼入れ完了。素質も有る様である。

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