刀鍛冶の日々

沸かし

 昨夜より右肩が痛むので谷口君に玉鋼2種類を混合させて沸かしの練習をさす。鍛接温度は合っているが鋼の中に空気の残った膨れが毎回々出て、膨れを取り去る事が出来ない。膨れを抜くには鋼が崩れる直前迄沸かしの温度が必要である。
 砂鉄を吹く時に還元しなくて酸素が多く残る種類の砂鉄も有り、経験も必要である。日刀保玉鋼と違うので難しい面も有るが、古い地金を求めるには日本産磁鉄鉱と砂鉄を使用して、小型たたら製鉄を研究して独自の刀を造らなければならない。
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南米チリより

 遠いチリの國から日本の伝統文化見学の為親子4人が来所されるので、1番にたたら製鉄を見せるのに早朝より炉を1人で解体して塗り、予熱に炭2俵を使い7時砂鉄投入開始。午後1時来客と同時に解体して真っ赤に燃える様な玉鋼を取出して水中に入れる。
 この光景は他の鍛冶場では見る事が出来ないと思う。展示場で製鉄と刀の工程説明後他の見学者も交えて古式折り返し鍛錬。全員手馴れているので見学者も感動。こんな小さな事でも国際交流になり日本を知ってもらえれば良いと思う。
 整体の先生の治療、病院の医師の適切な投薬、そして東洋のお灸と全てが合わさっているのか、首と肩の痛みも幾分楽になるが右手の痺れは止まず、重たい物を持てないが少しは違って来ている様である。

予定変更

 今日は1月より3月迄製作した刀の刀身仕立てをして研ぎ師さんに出す予定であったが、昨日病院で腕力等を調べる為に少し無理をしたので肩がひどく痛み予定変更。谷口君の火造りをした包丁3本に焼入れて、ベルトサンダーで荒研ぎ。
 砂鉄2種類混合で28キロを4時間吹きて玉鋼10キロを得る。相変わらず肩と腕は痛み痺れるが無理のない事をする。
 入浴後一休みしてのお灸は随分と痛みが和らぐ。西洋医学には無い物があり昔子供の頃に祖母に頼まれてお灸をすえた事を懐かしく思う。

大学病院へ

 朝7時30分、既に病院前には20人が並んでいる。8時30分受付開始。紹介状が無いと診察が出来ないと2ヶ所の受付で言われ、医師3人からも以前撮ったMRIの写真も必要と言われるが、人情として「御宅は信用できないので大学病院へ紹介状を書けとは言えないでしょう」と、私も自分の症状をはっきりとしたいので何とか診察をして欲しいと御願いをする。投薬を受け5月18日MRI検査をしてから診断しますと言う事になる。弟子が独立出来る迄あと少し健康でありたいと金屋子様に祈願する。
 今肉体的にはとても参っているが、民族の魂を打つ気は何等変わらない。

包丁体験会

 昨日のお灸も良く効いたので菊池、谷口、金沢君の上げ鍛えを体験者の方と入れ替わりしながら包丁にする。体験者と共に私も焼入れに参加。研ぎは秋山君に任せる。
 鋼が少し余ったので後日ナイフの予定。帰宅後もお灸をすえる。
 明日は大学病院整形外科で受診し、詳しい診察を受けたい。

4月25日

 昨夜は酔い潰れたので痛みも感じず、朝迄熟睡出来る。
 午前と午後に分けて2時間程短刀の鍛錬を始める。
 夜は初めてお灸をすえて血行を良く、し筋肉の老廃物を出す方法を教えて頂く。兎に角一日も早く治して刀を打ちたい。

包丁鋼

 昨日平田君が中継放送された時に鍛えた鋼を鍛えるが膨れだらけ。フェマタイト鋼を中に入れて包丁3本を鍛えて注文包丁にする。感度良好。
 弟子と親方の違いが出る。

全國中継

 12時より砂鉄投入開始。2時には中継車が来てカメラ準備。3時よりリハーサル。5時21分より本番。沸かしの上手な平田君が横座、谷口君、菊池君が向鎚。たたら製鉄は平井さん。6時22分再び岡山県、香川県エリアに生中継。
 生中継は全員初めてであったが、頸椎症の私を助けて頑張ってくれた。残念ながらたたら炉解体は中継後となったが、15キロの玉鋼を取り出して放送関係者の方にも見て頂く。疲れた1日であった。

痛み

 明日の中継準備は完了。しかし激痛の続く身ではとうてい鍛冶作業は出来ないので、弟子に頼るしかない。
 10日前MRI検査で頸椎椎間板ヘルニアとされていたが不審に思い再度医師に尋ねると頸椎症性神経根症と訂正される。小さな違いであるが激痛が続き手が痺れる事は変わらないので薬が変更となる。
 夜は飲酒運転にならないのでアルコールで痛みを和らげる事になる。左手だけの鍛錬にも限度を感じるが。もう少し快方に向かう迄は焦らず包丁造りで過ごすしかない。
 刀の注文も続くが、難しい注文は負担になるのでお断りをしている。プログを書いていると25度のアルコールが身にしみて痛みも和らいでくる。
追記
 放送は23日午後5時20分より5分間ーOHKテレビ(岡山)・全國(フジテレビ系列)で生中継されます

金屋子神社春の大祭

 昨日の大雨と打って変わり晴れの良き日に、金屋子神社春の大祭に妻と出掛け右肩・右腕の痛みと痺れが治る事を祈願。
 弟子が卒業する迄はまだ使命が終っていない。たとえ左手を使ってでも刀造りを教えなければならない。早い弟子2名は其々に刀造りが終わり研師に出している。仕上がりが楽しみである。残り2名の弟子が何時刀を造り上げるか?それ迄は現役である。

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