刀鍛冶の日々

本当に忙しい

一連の行事も無事終わったので早速包丁鍛錬に入る。

白内障の手術後は鍛冶屋の仕事は炭ぼこり、鉄ぼこり、鉄の溶ける光を見る事等で目の為に良くないので、当分鍛錬をする事が出来ないので、弟子達の使う炭代確保の為に、あと2日後にせまった手術前に少しでも多くの包丁を鍛錬して焼入れを済ましておかねばならないので、早朝の3時間程の涼しい時間に仕事をする。

今日は研師さんが脇差の下研ぎが出来たとの電話が有り受け取りに、午後は弟子の脇差火造り練習に使う炭をジープに積み、長船鍛錬所へ行く。連日の暑さで弟子達は午後の仕事は休みにしてあるが、刀を造っている秋山君は明日の鍛錬用の炭切りをしている。

視力0.2では車の運転も危なくなって来た。手術をしても角膜のキズ、ニゴリは残るのでどこまで視力が戻るのはかは心配であるが、車の適性検査には合格しなければ移動が不便になる。

明日は手術の成功を祈念しに金屋子神社に参拝したので、気持ちは落ち着いている。
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特別講演

午後2時20分よりの1時間「たたら製鉄と日本刀製作」としての特別講演。
 伝習所設立のきっかけと刀に対する私の思いを述べ、製鉄の歴史、日本刀の歴史を話すが時間の制約もあり十分に話しきれなかったが、岡山大学の大講堂に400人程の皆さんが私の講演を御聞き頂き日本刀に対する新たな認識を頂き、十二分に話し話しきれなかったが思いのたけを話せた事で十分であった。感激の一日を過ごす事が出来た。

岡山大学へ

岡山大学工学部へ全国から、砥粒加工学会学術講演会にプロの方々が集まる。砂鉄、玉鋼、日本刀製作工程を並べて、説明の一日であった。

皆さんが明日の講演を楽しみにしていると言われ、身のすくむ思いである。
鉄の先端技術を進む皆さんの前で、最も古い日本のたたら製鉄の歴史、操業を語れる事は光栄である。今夜は今一度資料に目を通しておこう。

用意

朝、宗近君の手直しを30分程して見せる。先日取材で焼入れをした包丁3本の荒研ぎを済まして、私の講演展示期間中及び、手術迄の研ぎの仕事を鳴海君に出す。

午後は中国電力の電柱に看板を付ける業者と話し合い委託。国文祭のイベント開始迄に完了予定。

明日からの展示講演に出品する砂鉄、玉鋼、刀の製作工程品のチェックや新しく土置きの見本造り。そして弟子の火造り脇差の点検。まことに忙しい一日であった。

明日から3日間は岡山大学工学部へ。

包丁の地金

昨日と今日も早朝の涼しい3時間程折り返し鍛錬する。

刀の地金と思っていたが、ふくれが多く出るので、刀に傷が出るおそれがあるので、強い温度をかけて沸かし、空気を抜くが包丁としては、斬れればばそれで良いが、刀としては研ぎ上げた時の鍛肌が大きくなるので、止めて包丁の地鉄にする。

家に帰るとすでに気温は30度を越えている。連日の猛暑で午後はクーラーを入れて休む、目の手術1週間前の打ち合わせ、そして秋山君の刀の鍛えを見に長船鍛錬所へ、阿部君が脇差の素延べ4本を揃えている。

静かな一日

本日も朝より暑し、昨日と違って看板もないので、見学者は只一人もなく。弟子達が刀の火造りを進める。

兵庫県より入門の谷口君が一番遅れて夏休みの帰省となる。一番年下なので雑用も多く、大変であるが、ゆっくりと休んで欲しい。

連日の猛暑で受験生の仕事予定も遅れる。明日よりは2日間赤坂鍛錬所で一人仕事に入る。

韓国よりの取材

岡山県観光課の紹介で、韓国中央日報の記者の方々と、韓国で有名な漫画家ホ・ヨンマンさんが暑い中3時間にも及ぶ体験取材を行い、日本刀製作を知って頂き、感激の言葉を頂き、当方も感激。

昨日のドイツに続き今日は韓国と、少しでも日本の伝統工芸を知って頂ければ幸いである。暑い中一門全員で頑張る。

撮影

ドイツより自動車メーカーのパンフレットに刀剣製作の場面に日本の匠として掲載する為に撮影に来る。

暑い中向槌を使い3丁掛けで火花を散らして鍛える。日本人の通訳が付いていたので助かる。独人の有名なカメラマンは始めての取材でシャッターの切り通しであり、大変感激していただき、当方も胸をなぜおろす。

ヨーロッパで日本車販売するのに、民族の魂日本刀を紹介して頂き感謝する。

猛暑の中で

午前中宗近君が皮鉄と心鉄を合わせての造り込み。空気をかんだふくれが出るので、削り取りながら進め、なんとか荒素延べ迄終わり、一息ついたのものの、薄く小さくなった中心(刀剣の元)を沸かし過ぎる。恐ろしい事である。
一瞬のミスが全てを台無しにする。人生も又同じである。

午後は明日の撮影に使うわら灰や粘土の用意。鋼の準備等で終わる。

平田君も夕方帰りこれで全員が揃う。明日より始まる2日間の取材、撮影はあまりの猛暑が続くので2チームに別けて古式鍛錬をしなければ、弟子が熱中症で倒れる。スポーツドリンクも冷蔵庫に満杯にする。

トタン張替

2ヶ月程よく目が疲れ痛む、昨日の鎖鎌も初めてながら焼入れ、なんとかこなしたので、暇な時に研ぐ事にして、今日は火床の上のトタンの張替えを1年3ヶ月ぶりにする。

この一年余りは弟子の受験に手を取られ、赤坂鍛錬所での仕事も少なかったので、煙突の中の灰も平年の半分程しかなかった。トタンも例年なら6枚も要るのに、今年はトタンの痛みも少なく4枚で足りた。

普通なら無い事であるが、電柱に土、日曜日付けていた看板を110番通報されて、撤去した看板を使って張り替えながら寄付金を断った事が原因かとも考えたりもするが、中国電力には御金を支払って、正式に看板を出せば良いので、交渉に弟子を行かせているが、今度は音がするので迷惑料を要求されたり、これで二度目である。

備前長船と言えば昔から刀剣五国で名が知れている土地であるが、私以外の刀工でも無理解な地元の人から苦情が出たりで鍛錬所建設では苦労した話も聞く。

やはり県民性の問題か?良い人もたくさんで、伝習所を応援してくれる人もたくさんだが、しかしここで歩みを絶対に止めてはならない。

全国から集った弟子を本当の一人前にして、故郷に返さねば日本刀の維新を実行する刀工がいなくなる。連日の猛暑で疲れる。

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