刀鍛冶の日々

砂鉄入荷

砂鉄2.5トンをトラックに積んで、御夫婦2人で3日間をかけ、1600キロの道のりを当伝習所迄運んで頂く。これで1年余り使用する鋼が出来る。
日本刀に直せば50口分、包丁に直せば500本分の量である。詰まれた砂鉄の山を見ればうれしくなる。
スポンサーサイト

短刀造り始まる

東北の砂鉄を吹き、降し金にして、鋼に粘りを出して置いた2.7kgの素材を秋山君が鍛え始める。一ヶ月程で刀工の許可がでる予定なので、横座に入り3人の向槌を使って、一週間の連休を短刀造りの公開実演に入る。この実技をもって弟子も卒業の予定。

仕事ぶりも本職の鍛冶屋になって来た。良い作品が出来るのが楽しみである。

準備完了

26日、27日と小包丁の研ぎ、梃子鉄造り、今日は短刀用の降し金、そして期間中に包丁の火造り、土置き、焼入れの実演に備えての包丁を2本鍛える。

御客さんの向槌体験用の鋼造りも終わり、連休中の公開短刀製作の準備も全て終わる。忙しい一週間であったが、全員手分けをして進めたので仕事もはかどる。

火造り練習終わる

先日来受験練習に、日刀保玉鋼を以って造っていた脇差の火造りが二人共に仕上がる。甲乙付けがたい出来で、二人共上位の合格点で通過するであろう。

高校卒業で入門、四年余りの毎日を刀造りに過した。試験迄丁度1ヶ月とせまる。技術は申し分ないので、あとはケガや病気のない事を願うのみ。
来年の受験者は四名と一番むつかしい年である。全員合格にしたい。

雨止まず

雨音に目覚めて鍛冶場へ、先日の包丁の研ぎ上げる。弟子達も脇差の火造り練習に入る。刀工受験迄あと32日、二週間前150俵入荷した炭も在庫50俵を切るので、受験生以外炭を使う事を禁止して、受験生の練習炭を残す。

どうしても県内で炭を用意出来なければ、県外からの買入れも考えればならない、炭がなければ鋼を造る事も出来ない、連休中の公開短刀製作の炭は用意してある。雨降り止まない一日、思いにふける。


「寒々と 小糖雨ふる 鍛冶場には 炭もえさかり 心やすまる」

「弟子達の 振る槌音は 響きても 雨振る日には 音やはらかに」

異国の見学者

朝5時30分、島根県金屋子神社春の大祭に向けて出発、鳥取島根県境の雨と濃霧を追して8時40分到着。参拝後9時40分発、午後1時30分長船鍛錬所帰省、400kmの走破。

鍛錬所には今話題のアイルランドから親子3人が、全世界に流れているDVDの作刀を見たので是非実演を見たいと火山噴火の中、船と車、そして飛行機を乗り継いで来日、御土産にアイルランド産のウイスキーを頂く、向槌を3人入れての古式鍛錬に満足して頂き、記念撮影。私から玉鋼製包丁を差し上げ、伝習所迄の労をねぎらう。

数打てば

弟子が脇差の練習をする前に、昨日たたら製鉄をブレンドした砂鉄の鋼を平田君が六回折り返し鍛錬をする。鋼の粘りは十分にある。谷口君が火造り、土置きをした包丁に焼入れをする。感度も申し分なく焼刃も高く上がっている。

沸も厚く付きこの配合で今迄とは一味違う刀が出来る。たくさんの試作をしていれば時には思いがけない事もあるものだ、玉鋼を買って刀を造っている者には絶対に出来ない事である。

砂鉄から玉鋼を造って刀になる迄はたくさんの苦労もあるが。今回のように偶然に出会う楽しさもある。メーカーの造った規格品にあきたらず年中鋼造りに打ち込めるのは、この出会いの為である。

包丁材料

朝5時30分炉に送風開始、5月連休に備えて包丁を造り始める。毎年の公開実演の短刀製作時に御土産として販売する包丁の鋼を九州、中国、東北地方の砂鉄をブレンドして、13kg程の玉鋼を造り文化包丁10本位を造る予定、たたら製鉄の後に先日鍛えた出羽包丁を早速焼入れる。明日は研ぐ事にする。
最近は弟子の練習用の炭代がかさむので、包丁製作に精出す予定。

会食

朝からたたら炉を塗り、磁石で砂と砂鉄をより分けて、明日のたたら製鉄の用意をする片側で弟子が4人一組となり、折り返し鍛錬をする。火を使っていても、この3日間は冬の温度で寒し。

昼食には全員温いうどんを、料理長の菊池君が用意する。食えなくても刀鍛冶になりたいと、同じ志を持って全国から集った若者、久し振りの会食も楽しいものである。

受験準備進む

5月25日受験を目指し、自家鋼を止めて日刀保たたらに切り替えて水べし、折り返し鍛錬を手打ちで始める。
弟子がたくさんいるので向槌は交代で出来るのではかどる。

二名の受験者も試験が決定したのでやる気満々である。手の空いた者は連休の包丁販売用に火造り、焼入れ、研ぎと動く、炭代も少し稼いでおかねばならない。

 | HOME |  »

FC2Ad

プロフィール

上田

Author:上田
FC2ブログへようこそ!

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

訪問者