刀鍛冶の日々

槍素伸べ完成

暑さが体にこたえるので、1日2~3時間の積み重ねでやっと1尺7寸の槍の素伸べを完了する。
使用鋼10kg、松炭20俵、20時間を要する。涼しくなれば炭、時間、鋼のロスも少なくなるのだが、これが限界である。
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友来たる

昨日も今日も弟子の火造り、せんかけを見る。8人から9人の仕事を見るのも大変である。唯一昼食の時間だけがゆっくり出来る。

午後は高校時代の友達が訪ねて来るが、お互いに年も経ているし、顔を見ただけではわからず名前を言われて、40数年前の面影を見出す。実になつかしい。そろ々同窓会を開き、歩いて来た人生を語り合いたいものである。

明日から3日間は赤坂鍛錬所で槍の鍛錬、ゆっくりと一人仕事が出来る。

努力

今日も火床2ヶ所を使い火造り練習。今春の刀工試験には日刀保の玉鋼の選別が出来なくて、実地試験を受ける事なく、不合格となった大高君、おそらく実地試験を受けても不合格であったと思われる。

春以降は炭代は自己費用とする、それ以後少しずつではあるが技術の進歩が見られ、この一ヶ月は今迄とは別人のような火造りが出来るようになる。
本人の成長過程が遅かったのか、それとも努力が不足していたのはか不明である。

人間持って生まれた才能には差が有る。その差を感じた時に努力をしなければならない、来春の刀工試験迄あと9ヶ月、今の努力を続ければ来春はきっと合格するであろう。

不屈の信念を持って刀工になってもらいたい。本日秋山君には文化庁長官より平成21年度研修終了(合格)が県庁を通じて配達される。努力の証である。残った弟子もあとに続いて欲しい。

切出焼入れ

長船鍛錬所にて弟子が火造り練習を交代でする。一方の火床を使い1kgの鋼の折り返し鍛錬、火造りをして焼入れをする。
長さ21cm身幅2.7cmそれに重ね厚さ1.5mmと非常に薄い切出し、フランスで手作りの靴を造る職人さんの注文であり、皮を切るとの事。
薄いので最初は刃切(焼割)で失敗、刃先を切落として火造り再度の焼入れで成功。研いでみると良く切れるが、これで皮を切れるのかと少し不安は残る。

昔と違い戦後は、種々の合金の刃物が用途によって造られているのに対し、一千年近くも同じ砂鉄で同じ工法で造られる玉鋼製の日本独自の刃物、日本刀以外の刃物を造る時、ふとこれでいいのだろうかと思う事もある。

順調

No1+No2を5回鍛え、No3+No4を3回鍛えで午前中の鍛錬を終了するが、下鍛えを十分にして置いたので、上鍛えは非常に楽であった。

午後は病院、研師宅へ明日からは長船鍛錬所で弟子の指導、東北の砂鉄もやっと身に付いて来た気がする。

槍鍛錬No3,No4終了

早朝は秋らしく大変涼しく鍛錬も進み、2kgの鋼4個を折り返し鍛錬5回の下鍛え完了。8kgの鋼が4kgとなる。
残暑も一休みなので一番体力を使う下鍛えも楽であった。午後は脇差の銘切、そして炭代500kg分を振り込む。

始めての東北の砂鉄

朝6時、涼しい早朝に仕事を始める。午前中に中止して、倉敷の研師宅に下研ぎの出来た脇差を受け取りに行く。

東北の砂鉄で始めてした作品でであるので、鍛えの時ふくれに悩まされるが、下研ぎが終わったのを見ると多少のゆるみが残る。むつかしいものである。

鳴海君帰る

2週間ぶりに盆休みを終えて、鍛錬所に帰る。これで来年の受験者には正月休みはなし、ひたすら刀工受験を目指し頑張るのみ。

練習

今日は秋山、大高、平田、菊池君の4名と盆休みの休日で弟子も少なく刀、脇差の火造り練習を交代で火床の休まる事無く続ける。刀工試験で一番点数が落ちる工程、試験迄あと10ヶ月、弟子が多いので一人当りの練習時間が少なく、入門3年を過ぎると試験準備に入らなければ間に合わなくなる。終日、椅子に座り見続けるのも自分が仕事をしている以上に疲れるものである。

鍛錬2 終わる

一昨日の積み沸かしを鍛える。『鍛錬1』の2kgの鍛錬ではふくれが多くて苦労したので『鍛錬2』では少し積み沸かしを変えてみると非常にふくれも少なく5回の下鍛えも歩留まり良し。『鍛錬3』の鋼も2kg積み沸かしをすます。持参の氷も丁度無くなり鍛錬は早朝より3時間で終わる。10日間程、口内炎で痛みが酷かったが時間が無く、病院に行く事が出来なかったので病院へ行く。体が限界のサインを出して居るのだろうか。早く涼しくなり一日鍛錬をしたいものである。

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