刀鍛冶の日々

梅雨明け間近

槍の鍛錬も朝10時頃には暑さで中止、先日の焼入れ短刀の姿直し、中心の焼戻しで終わる。真夏の日差しとなり、暑さこたえる。

今日から弟子が交代で夏休みに入るが、これから二ヶ月間は早朝の仕事でないと、鍛錬はできないが、毎年暑くなると注文が入る。皮肉なものである。
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槍鍛

午前中は雑用に追われるも、午後からは弟子を前にして槍の地金鍛えを見せる。先日迄は脇差の火造りを赤坂鍛錬所にして完成、今日からは鍛錬と忙し、暑さで体力がもたず。

ドライブ

ジープの車検も終わり、弟子の仕事も休みなので、地層の地図を見ながら、たたら製鉄の出土分布砂鉄の種類と、現在の産地、河川の状態を見ながら500kmを走行。

あと四年もすると、弟子も全員卒業して、一人仕事になるので、今以上に研究をする為に下調べをしておく必要があるので、ドライブに出掛ける。
この六年間に砂鉄求め、関東から九州迄18万kmを走行、ジープもメーターが27万5千キロを指す。2年後はなんとか新しい車に変えたいものである。

T氏の砂鉄吹き

自ら採集して来た砂鉄を、本日伝習所のたたら装置を使用して、T氏が初めての砂鉄吹きをして玉鋼を造る。
心配して居たが、順調にノロも出て約2割強の玉鋼6kgが出来る。これで岡山へ転勤して来た記念の包丁を造り、たたらクラブへ入会して頂いた記念にもなる。休日を利用した包丁造りも楽しいものである。

人生毎日々仕事をするのも疲れる。息抜きの日が有ってもいいのではないかと思うこの頃である。明日よりの、二日間の休日ジープの車検も出来た。久し振りの遠出に当てようかと思って居る。

拾い物の砂鉄

たまたま手に入ったT県の砂鉄をブレンドした鋼で、鳴海君が火造りをして、菊池君が土置き、焼入れを短刀と一緒に平行。研いで見ると思った出来であり満足。

今迄単独では使えなかった砂鉄が、ブレンドする事により、全く別の性質になる。思わぬ拾い物である。これで作域も広がる。砂鉄も鋼も二ヶ月程で十分備蓄出来た。あとは注文刀を追うのみ。

荒打ち、仕上げ打ち

脇差の棟打ち、刃の打ち出しそして、仕上げ打ちを半分して、指の関節、肘が痛み出して中止、続行不能。
午後は疲れて寝る。明日からは弟子の指導になるので手は休まる。

素伸べ完成

昨日造り込んでいた脇差をハンマーで、長方形に伸ばし、ハンマーのムラを手槌で打ちながら真直ぐに見幅、重ねをそろえる。
指の爪がはがれそうではがれず、手槌を握ると傷み苦労をする。今日は昼で仕事を止めて、長船鍛錬所へ昨日届いた砂鉄を見に行く。

梅雨後期の大雨

昨日迄四日間弟子と寝食を共に火造り、焼入れを連日していたので、30分程離れた所で、竜巻が起こり、屋根も車も飛んでいる事も知らなかった。

弟子の休日で自由時間なので、赤坂鍛錬所へ出掛けると、鍛錬所より1米程高い道路、側溝は流木や枯草で詰まり、水は鍛錬所内を流れていた。
跡片付けも雨の中、研場も雨漏り、スプリングハンマーの上に張られた雨よけのシートも、雨水で垂れ下がる。
昨年秋に入門した弟子が「先生の仕事場はもっと立派な物と思っていたが、これ程ボロ鍛錬所とは思わなかった」と言ったが、正にボロ小屋。月3万円の家賃で、自分の自由な時間を楽しんでいる。赤貧洗うが如しの、刀工生活これで満足である。

30年で8人の弟子を卒業さし、今8人の弟子を育てているが、晴天の時は青空を眺め、雨の日は敗れたスレート屋根より、スプリングハンマーの上に垂れ落ちる雨音を聞きながら、尽忠報国の想いで打ち続ける日々である。電話で砂鉄が入った連絡があり、安堵、大雨は降り止まず。

新砂鉄吹き鍛

昨日T県の砂鉄で「たたら製鉄」で造った鋼を鍛える。出来た鋼は少し柔かい様であるが、積み沸かし折り返し鍛錬をすると、結構しまった鋼になる。
明日は仕上げをして、心鉄にして造り込みに用いる予定、この砂鉄の鋼は降し金にして吸炭させば、立派な皮鉄になる砂鉄ではあるが、包丁で試作をせねば始めての鋼であるので、まだ刀にはできない。もし良ければかなりの量が手に入るので、しばらくは材料が助かる。

他の刀工の人は自家製鋼と言って、江戸時代の古釘、金具、火縄銃等を切断して降し金にして材料にするが、やはり数量に限度がある。

品質の上においては、日刀保玉鋼一級品には劣るが、粘りのある点においては勝っているが、どの様な刀造りを目指すかによって、材料も異なる。
本当に砂鉄より一貫して、日本刀を造るのはむつかしい事である。

再度焼入れ練習

T県の砂鉄をブレンドして始めて砂鉄を吹く、成分は検査に出しているので、その内に判明するが、長年の経験だけで造る。明日は鍛えて様子を見る事とする。

その間に弟子は先日の刃紋を見て、再度焼戻し、姿直しをして土置きをする。薄暗くなるのを待って次々と順番に焼入れをして、焼入れの温度を調整、そして見学、最後に谷口君が短刀の焼入れをして今日も終わる。夕食を八名でラーメン定職を食べに出かける。

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