刀鍛冶の日々

銘切

朝より中心仕立てをして、短刀に銘を切る。白鞘も出来ているので、あとは仕上げ研ぎをまつのみ、倉敷市の研師宅迄届け、帰りは高速をさけて瀬戸大橋を見学し、瀬戸内海を見ながら、久し振りに名所見学をして午後3時帰宅。

鍛錬所では大高君一人が焼入れ姿直し、荒研ぎをしている。「やれば出来るじゃないか」と言った。宗近君は炭切りを一日していた。明日は太刀の棟焼きを取らねば、短刀もすまし気分は楽になる。
スポンサーサイト

疲れる

午前中彫師より、太刀の彫物をする位置に少し焼きが入っているので、見て欲しいとの連絡有り、見に行く、万一部分的に彫れない事も有るので、焼きの入った所を取って欲しいと言われ、太刀を持ち帰る。
夕方東京よりのカメラマンを、岡山空港に見送る迄精神的に落ち着かず、どの様に処置をするかを考える。少し時間を置いて考える事にする。

千客万来

朝9:50分岡山空港出迎え、帰宅するとすでに来客、弟子の包丁2本御買上げ、高速料金値下げの効果で、県外より見学者後を立たず。1日で私の包丁も4本の注文を頂く、1日の注文では最高の注文量、一週間で包丁6本売上げ来月の炭代も出る。

町田君と小林さんの撮影写真集を頂き、弟子も写真撮影に慣れて来る。御客さんの前で堂々と仕事が出来る様になった。自信の表れである。昨日の包丁の白鞘に鞘書きを済ます。

夕方3人で温泉に入る。本当に席の温まる暇の無い一日であった。

たたら

昨夜炉を塗って、準備し今朝7時に火を入れ、8時間かけて砂鉄の投入を続けるも鋼は5kgと、普段よりも3kgも少ない、鋼は非常に質も良いが歩留まり悪し、炭の大きさが少し大きく砂鉄が早く落ち、鋼に還元せずにノロとなって多くが失われる。

今日はこの世に生を受け、62年の記念すべき日であったが残念である。来週はもう少し炭を小さくして再度挑戦の予定。

「春寒き 土佐の山中 産声あげて 過ぎ去りし日を うれしく思う」

「今は失き 親を思いて しみじみと 感謝の念 胸にせまりて」

弟子の成長

1ヶ月間に販売した包丁の利益で、注文した炭150俵が朝一番に入る。これで弟子に1ヶ月間の練習が出来ると思うと、気分も軽やかに炭の山を見て一人うれしくなる。

10時30分広島県より、バスツアーの御客様一向が当伝習所に来宅、昨日の準備が出来ていたので、朝より向槌を使って手打ちで弟子達が練習をしていたので、そのまま続行1時間40分の間に刀を造る工程を見本を使って説明。
たたら製鉄は土曜日なので、DVDで玉鋼製作を見て頂き、横座を鳴海君が務め、向槌を平田君、菊池君、秋山君が入り玉鋼が沸くと取り出し、三人がトン、テン、カン、々とリズミカルに打ち鋼を鍛接して打ち伸ばして行く、今日は誰一人向槌を打ち外す事無く御客様に見て頂き、実に気持ちの良い折り返し鍛錬であった。

毎日々注意の連続であったが、入門三、四年になるとさすが職人になって来た。あと少し頑張って刀工試験に合格して、故郷に錦を飾って欲しいものである。
弟子の成長がうれしい一日であった。御客様にも深く感謝致します。ありがとう御座居ました。

ツアー見学準備

明日広島県より20名の団体見学が有るので、梃棒の補修、鋼の準備に一日追われる。
御土産の小包丁5本の在庫も先日に売り切れ、予定が狂って本日3本の焼入れ研ぎ、柄付けと分散してやっと仕上げる。

本当に忙しい一日であった。包丁も鍛錬所販売そしてインターネット販売で、今月も予定通りの売上げ。
1本当たりわずかな利益であるが、積み重ね今月も弟子の練習用の炭代をなんとか捻出できた。包丁を御買上げ頂いた皆様にも厚く御礼申し上げます。

刀工試験迄あと二ヶ月を切り、弟子も力が入って来た3人であるが、各自の能力そして努力が3人それぞれに違うので、上位合格の者、普通の者、そして合格点線上を漂う者に別れる。
刀鍛冶の先ず一歩は、試験に合格する事。
弟子の胸の内をのぞいて見たいと思う事も多々有る。この二ヶ月の過し方が、一生を左右する真剣勝負の毎日、後悔を残さない事を祈る。

桜花に雪

昨日は下研ぎの済んだ刀のヤスリ仕上げ、銘切りをして研師宅に届け、一区切りついたので今日は金屋子神社の月参りとする。

岡山、鳥取県境は雪景色横殴りの風雪、咲きかけた桜も寒そうである。鳥取、島根県境も雪景色、枯枝に雪積もりて一面幻想の世界である。金屋子神社の境内も雪積もり山の峰々は雪で白く輝き心も洗われる。

「新雪の 山の峰々 輝きて 神々しさに 頭を垂れる」

「音もなく 雪は舞い降り 境内に 白く染めたる 我が心迄」

米国人ツアー

大型バスでアメリカ人一行が刀剣博物館で刀を見るよりも、実際に刀を打っている所を見たいとの希望で、古式鍛錬で向槌でトン、テン、カン、々と折り返し鍛錬を見せ、工程の陳列実物を見せ、研ぎ上がりの刀を持たして写真撮影、又私が刀を差しての記念撮影、又質問に答えたりして日本の文化を紹介して非常に感謝される。
刀鍛冶をしていて良かったと思う一日であった。

友達来たる

朝急な電話有り、知人一向10人が見学に来たる。30年近い御付合いなれど、一度もDVD以外は仕事を知らないので、遠くは新潟県からも来て向槌を使って古式鍛錬を見て頂く、又テレビを見た御客さんも来て仕事を見て短刀の注文を頂く。
大阪よりも4人、又神戸からも来て注文の見当を頂き多忙な一日であった。太刀の彫りも金工師が来て刀身彫をして頂く事になる。包丁も研ぐ暇なし。

再焼入れ

昨日に研いで見た包丁をこれで良しとしていたが、今一度焼入れを再度して、焼入れ温度と湯加減の違いを見比べる事を思い立つ。
直刃調の土置きが温度を変えると、丁子調の刃文に変化、意識して鍛錬回数を減した地金は包丁全体に大肌を交えたのたれ調の刃文に変化する。

今日は荒研ぎを済まし、後日研いでもう一度結果を見る事として、明日から4日間の公開鍛錬と国内、国外のツアー見学者の為の準備をする。刀工受験者は一日の休みもなく、65日後にせまった試験準備に追われる。夕方二人の研師から刀と太刀の下研ぎの終わった連絡有、欠点無く安堵する。

 | HOME |  »

FC2Ad

プロフィール

上田

Author:上田
FC2ブログへようこそ!

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

訪問者