刀鍛冶の日々

大高君鍛

刀工試験目指して大高君が横座に入る。仲々上手な沸かしをしたが、最後に皮鉄のまくりに手間取る。

今日で長船博物館の御守り刀展も終わるが、当伝習所の御守り短刀展は12月半ば迄開催、同じく包丁展示会を開き、御正月用の包丁製作と短刀、太刀の製作を年内は続け、弟子の技術向上を計りたい。
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たたら製鉄

朝からたたら製鉄をするもノロ(不純物)が出なくて困ったが、午後からはノロも良く出て、合計11.5kgの鋼がとれる。
普段から見ると3kg程多く皆で喜んだ。包丁も良く売れ炭代も出る。


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弟子の上達

朝より太刀の折り返し鍛錬をする。午後は平田君が沸かしをする。まるで自分の沸かしを見ているようである。

当伝習所の中では弟子で一番上手になった。これでもう少しすれば刀の鍛錬も出来るだろう。降し金も上手になった、もう言う事はない。
他の弟子は明日の「たたら製鉄」の炭切りを交代でする。土、日は順次横座に入れて刀工試験の準備に入る予定。

刀身、中心仕上げ

朝S君と待ち合わせの時間に居ないので、アパート迄出掛けてドアを叩き声をかけるが返事がないので、S君を置いて赤坂鍛錬所で仕事をしていると電話有り、弟子の身なら少なくとも5分前には集合場所で親方を待つものである。
習う者が親方をまたせる事は道理から外れている。この事を教える為にあえて一人で来た。寝過ごした言い訳はいらぬ。

今日は弟子もいないし、一人でゆっくりと刀身直し、中心仕上げをして過す。
昨日は兵庫県の伝統工芸館より出品の刀を撤収して一段落する。疲れて朝迄寝る、妻が休みなので種々妻と話をして大体物事が片付いたので、刀に専念出来そうである。

まよい

毎朝4時前には目覚める、今朝6時30分より食事を取り、6時45分には家を出てS君を迎えに行き、鍛冶場へ行く。

妻は9時よりの出勤なので、今だ寝息をかいて寝ているので音を立てずにそっと家を出る。
夜は1時間も2時間も空腹で妻の帰りを待たねばならぬ、なんと時間のムダな事か、残された人生まだ々刀造りに打ち込みたい、苦情の有った包丁も1ヶ月近く使うが何ら問題のない包丁である事を確認できたし、家を出て早出残業で刀造りの時間を増やすべきか迷う。

寒くなったが仕事場に電気カーペットを買えば暖かく寝る事も出来る。朝目覚めれば仕事、疲れたら寝る。
いつも刀を造っていたいが、S君が入門し送迎の問題も有りむつかしい所もある。

年が行けば事由な時間も増えると思っていたが返って忙しくなる。夕方には出羽包丁の新しい焼入れ方を弟子全員を集めて見学さす。
12月からは短刀と太刀の両方を造って教える事となる。忙しい年末となりそうである。

今朝も6時に家を出るが、炊飯器には茶碗一杯分のごはんが保温を切られ冷たくなっている。おかずはふりかけのみ、あまりにもさびしいので音を立てずに家を出てコンビニで朝食をとる、だから血糖値も上がるのである。

妻は来春退職をする、子供の遊学も終わるのでここで離婚となるだろう、私は刀を打てる所に転居したいのだが妻は付いて来ないと言う、60才過ぎたお互い残された人生気ままに生きるのも良いだろう。

全員包丁造

朝より天気も良く気温もちょうどなので、気分も良く太刀造りを中止して、皆で古式鍛錬の練習も兼ねて12月の御正月用の包丁を鍛える。

文化包丁も斬味の良い自家製鋼で1本造り、出羽包丁は鍛えと火造り迄進む、明日は焼入れ研ぎの予定、弟子も一人増えたので製作本数に関係のない包丁を多く造って、少し炭代を稼ぐ事とする。


「晴れ渡る 小春日の空 槌の音は 打つ音高く 天に響けり」

修行と言う事

何事においても習う事を修行と言う、武道も刀鍛冶も師匠の言った事をまねするのが第一である。
そして返事は何事も「はい」しかない。

しかし数年も経てば自分なりの考えが出て、自分の仕事をする様になる。武道ではそれが新しい一派を起こす事になり、師匠から見れば破門である。

今内弟子が7名、外弟子が4名、合計11名ともなればそれぞれの意見が出る。教える立場から見れば刀工試験に合格する迄は弟子の意見はいらない、そうでなければ武道も刀鍛冶もそれ以上教える事が出来ない、修行とは厳しいものである。

寒くなった日々

朝は一段と冷え込む、一番に太刀の鍛え2kgの沸かしを3個済まし今4個目、2kgを7回折り返し、6個鍛えれば2尺6寸の太刀の皮鉄が出来る。

来週中には6個終わり、7回鍛えたものを合わせて15回迄鍛える。12月中旬迄かかる事と思う、見学している弟子が、見ていてわかるだろうかと心配しながら鍛えている。

午後は平田君が自家製鋼の沸かしをする上手くなった。秋山君、大高君は脇差のせんかけをして一日を終える。

刀工試験も5ヶ月程早まる事となった。今合格点に達している者は受験者3人中1名のみ、どうしたものか?思いは深し。

包丁焼入れ

午前中は三島祭の用意の為に、操山に出かけ草刈、掃除をする。
帰りては自家製玉鋼、日刀保玉鋼を混合して平田君が鍛えるも、材料の違いでふくれが多く出て包丁柳刃2口の予定が1口しか取れなかった。

鳴海君が土置きをして全員見学の前で焼入れをする。少し切っ先の温度が高かったので、明日硬ければ又少し焼戻しをする予定。

今日は西風も吹き、一気に冬になった様であるが、鍛冶屋仕事には都合が良い、明日は又朝から太刀を鍛えて見せる事とする。

焼入れ、焼割れ

先週焼入れをした刃文が少し気にかかる所が有ったが、これはこれで面白いと思って居たが、今日は午前中に刀の登録が済んだので、もう少しまとまった刃文にしようと欲を出して焼を戻し、もう一度焼入れをして上手く刃文が入ったので喜んで居たが、焼入れの水温を普段よりも3℃低くしていたのと、耐火度の低い焼刃土を使用していたので両方、又片方のせいで刀身の温度が高くなったのか、刀に焼割れが出て作品にはならなくなってしまい、半月の日数と炭30俵、鉄10kgが灰となる。

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