刀鍛冶の日々

秋山

日刀保玉鋼を鍛錬してみて、自家製玉鋼との違いをはっきりと感じました。
いつもの要領で温度をかけると鉄が飛び散ってしまい、鍛着もせず鉄がくっつかないままのびてしまった。

鉄によって沸かしの温度が違う事を考えながら、低温で沸かしていると、フクレが出てなかなか抜けず、フクレをぬく為に高温で沸かすと鉄がバラバラになってします。

自家製玉鋼に慣れているので、ほかの材料を使うその違いについていけず大変苦労した。
研修会では日刀保玉鋼を使用するので、もっと鍛錬の練習が必要だと感じた。
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疲れた体にムチ打って

昨夜より雨降り続き、今日はしないと思って居たが、疲れた体にムチ打ち3日間続けてたたら製鉄をする。
夕方には足が重たくて、たたらの前に座って居たが8kgの鋼が取れたので、少しは気分が楽になった。

本来ならば、彼岸が過ぎなければモーターがやけてたたらが出来ないのだが、雨に助けられた。

弟子8人は交代で火造りの練習をしていた。随分と炭を使っただけあって、大高君などは大変上手になって居る。
谷口君の包丁、菊池君の短刀など、とても初めてとは思えなく、平田君の包丁の火造りなどは槌打ちの直後に土が置けるようになり、うれしくなる。

日が暮れると刺身包丁1尺2寸と、文化包丁の焼入れ(玉鋼のブレンド)の為ブログを書いて小休止


「疲れたる 我身を打ちて つき進む 心は前に この身は重く」

続たたら

朝3時起床、食事を済ましてたたら操業、仕事中雨が降り出し、気温が上がらなかったので、送風機のモーターも良く動き良い鋼がとれた。

二日間の操業で15kgの鋼が出来たので、9月15日迄包丁が造れる。一安心である。

弟子は日刀保玉鋼の鍛錬、火造り練習をしている。
昼食には白ひげさん御夫婦が、おにぎりをたくさん差し入れて頂く、いつも御世話になり、ありがとう御座居ます。
今週から秋の陣に入り、全員一生懸命に鍛冶屋仕事に精が入りだした。


「炭山も 日が経つごとに 小さくて いかに早きか 炭なくなる日」

たたら製鉄

心配していたとおり9月15日をまたずして、今日で包丁の鉄がなくなった。
朝四時起床、急いで朝食を済まし、たたら炉を塗って砂鉄40kgを吹いて鋼8kg、包丁が約6本分位は造れるであろう。

明日も又たたら製鉄をして、なんとか鋼を確保して9月15日迄やり抜かねば。
10月は御守り短刀展も控え、その間に2組の展覧会を持っているので、休む間もない位忙しいが、皆さんが包丁を買って頂き、弟子の育成費にと応援して頂いている事を思えば、なんとしても9月15日迄頑張らねば。


「造りつも 造りつもなお 売れてゆく しかし刀は 気持ち離れず」



「日刀保玉鋼の感想」 平田
今回、日刀保玉鋼の折り返し鍛錬をさせていただきました。
やはり自家製玉鋼と比べ、組織の結合が弱いのか鉄に粘り強さがなく、あらためて自家製玉鋼の素晴しさを感じました。
何で試験では日刀保玉鋼しか使っちゃ駄目なのだろう。

一日忙し

大高君火造り、研ぎ私、柄付鳴海君、炭切菊池君・谷口君。

午後は日刀保の玉鋼を水べしにして、積み沸かしにかけて折り返し鍛錬、夕方鳴海君が柳刃の火造りを始める。
今日は試験と同じ様にふいごで沸かし、向槌で鍛えて疲れたので、少し早めに止めて今日より始まる夜のアルバイトに備える。

包丁の材料もあと2,3本で終わる。9月15日の包丁展終わり迄包丁の在庫が足りるか心配である。

久し振りの鍛錬

自家製玉鋼の鉄が不足しているので、今日は日刀保の鋼を混ぜて鍛錬試作をするが、材質が異なる為にふくれがよく出る。そして硬い、来週はこれを鍛え終えて短刀にして様子を見たい。

昨日の火造りは内面応力が抜けていたが、久し振りの火造りの為に火つくりで真直ぐに打っていても、一度火を通して一夜寝かせると内面応力が抜けるが、刀身が少し曲がっていた。
刀は約2ヶ月離れ包丁を暑さしのぎに造っていたが、これからはやっと刀に打ち込める気候である。

休日でも忙し

今日も松炭入る、赤坂で火造りをするも短刀の外装を取りに来客有、長船に出る。
弟子は全員休んでいたが、宗近君が折り返し鍛錬をしていた。

帰宅後火造りを済ますと外はもう薄暗くなり、日の暮れも早くなった。
室温も35℃位迄下がった、注文刀の出来る気候にやっとなった。頑張ってよい作品を残そう。

日刀保玉鋼について

今迄ずっと自家製鉄で刀を造っていたが、刀工試験に慣れる為、試験に使う日刀保玉鋼を今回20kg購入した。

数年前迄と比べて、今回の玉鋼は数段と品質が良くなっている。日刀保は日刀保で研究を重ねている様である。

月・火曜日は連休であるので、水曜日から本格的に来年の受験者、大高君と秋山君が水べしをして、ふいごで折り返し鍛錬をしてみる事とする。

しかし全国の刀工が同じ鋼を使用するのは、特色がなく現代刀の地金を越す事はできない、しかし鍛錬が楽しみである。
私は月・火と赤坂鍛錬所で刀の素伸べ、火造りの予定。

秋の陣スタート

総員十名、やっと炭が入荷、たたら製鉄、折り返し鍛錬、火造りと鍛冶場がにぎやかになり、昨夜の雨でずいぶんと涼しくなり、仕事も進み出した。

夜は金屋子神社から頂いた御神酒「玉鋼」で、秋よりの本格的作業を来週から、無事故で力いっぱいやり抜く事を誓って祝杯を上げる。


「雨ふりて 暑さ去りゆく この日から 刀打ちなん 気持ちもゆる」

全員集合

交代の夏休みも終わり全員そろったが、鋼がないので自家製鋼に日刀保の玉鋼を積んで、秋山、平田君が折り返し鍛錬をする。
様子が違うので少し手間取るが、100%日刀保の玉鋼ならまだ硬い。
明日は炭が入るので、午後はたたら炉の塗りと砂鉄のより分けを行う。

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