刀鍛冶の日々

平田君包丁造卒業

1年8ヶ月を経て平田君もやっと包丁造りを卒業して12月からは短刀へと進級、鳴海、秋山、金沢君に次いで短刀へと四人が進級、脇差は石原君が進級、残った大高君はあと一息で包丁卒業目前、何とか今年中に卒業してもらいたい、今日は朝から夕方迄昨日のたたらで鉄鉱石の試作の玉鋼を鍛えるが、硬くて疲れた。
スポンサーサイト

分散

たたら製鉄2名、夕方には12kgの鋼出来る。水べし1名半日で4kg切断。
中包丁鍛え二口を半日で鍛、文化包丁研1口を仕上げる。

鍛冶場の中は音だらけ、午後には御客さんが来てたたら製鉄を見学、御土産に包丁1口を一足早く御買い上げ。
夕方には皆で外食、帰りに念願のストーブを購入、これで弟子に寒い思いをさせないですむ。

「一日の 無事を祈りて 神棚に 柏手打ちて 心やすまる」

炭入る

遅れていた炭がやっと150俵入荷、今月の包丁の収入で事足れり。
大高君と新弟子の菊池君の2人で炭切り、ゆびを切らない事を願った。平田君と秋山君が鋼をつぶして切断、降し金の準備をしたので今日は火床の上に置いてある風呂の湯がわいて3日振りに全員風呂に入る事が出来た。

又鳴海君は1日かけて包丁を研ぎ上げた、土、日曜日に販売をして二階の弟子部屋にもう一台ストーブを購入して真冬にそなえる予定。
人数が増えれば忙しく全く自分の仕事が出来なくなる。どうしても休日の月、火曜日にしか自分の仕事時間が取れない、来春2名の弟子が入門すると、どれだけ忙しくなる事か、現在いる弟子が早く上達して次の弟子の面倒を見てもらわなければ。


「あちこちと 目くばりをして 仕事見る 弟子の動作の 心もとなさ」

入門

昨日、今日と注文の切出しを造る。明日は炭が100俵余り入るので水べしをして刀の製作準備に入れる。たたら製鉄も出来、鋼が出来る。

今日は埼玉県より菊池君が入門して来る。年29才全てを捨て刀鍛冶を目指す。これで内弟子五名、通い二名、計七名となり来春には高卒二名入門、孫弟子2名、この四年間よく増え弟子の為に仕事をしているようなものである。
新しい気分で又明日より出発である。全員元気で上達して欲しいものである。

本日も忙し

山本君たたら製鉄、石原君炭切、短刀焼入れ、私は包丁の焼入れと研ぎ、全員6名がそれぞれに別れて仕事をする。
御客さんは昨日より少なかったが、仕事がはかどり、鳴海、秋山君は鍛えに専念できた、公開鍛錬の日は朝早くから夜遅く迄休みなし、昼食も満足に取れない位忙し、明日1日で三連休も終わる。
今年最後の忙しさであろう、新弟子K君も11月27日に入門予定のTEL有、又忙しくなる。

山本君鍛錬

先日に続き山本君が刀の鍛錬をする。折り返す毎にふくれが出て切り々進める。
前回も同じくふくれ傷が続き刀を造る予定が小脇差となる。一体何が悪くて刀が出来ないのか、その原因が判明しない限り、鉄と炭、そして時間を捨てるだけである。

日刀保の玉鋼を使用すれば傷のない刀が出来る。もっとも楽であるが、それでは現代刀で終る。古い時代の刀の再現にはならぬ、むつかしい事であるが研究努力をして自家製鉄で刀を造らない限り現代刀の地鉄を乗り越える事は出来ない、逃げずに正面から攻めるしかない。

短刀火造

鳴海、秋山君が短刀火造りを夕方迄する、包丁の火造りと違い姿形が違いかなり苦労をしている。このむつかしさを乗り越えなければ脇差に進めない、来年2月位迄に短刀が出来れば良いと思っている。

見舞

義兄の見舞に妻と二人で行く、命を取り留めたものの、植物人間となってしまった。
手足も倍近くはれ上がって体もずいぶんとやせ細って来た。いつ迄もつのか心の準備はもう出来ている。

一日走行

弟子が休みなので朝より研師2名、ハバキ師1名の元に刀、短刀を持って廻る。帰宅4時疲れる。

熱気あふれる

昨日に続き今日も総員九名が鍛錬、火造、研ぎに別れて仕事をする。
又午前中は特別に外国の方の為に向槌を入れて、古式鍛錬をして拍手を頂き御土産に包丁2口を御買上頂く、今月後半の弟子練習用の炭代が出来る。

午後も御守り短刀、包丁、鍛錬見学の御客様が来て博物館では何の説明もないが、伝習所では説明があり、よく判りますと感謝して頂いた。多忙な2日間であった。

 | HOME |  »

FC2Ad

プロフィール

上田

Author:上田
FC2ブログへようこそ!

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

訪問者