刀鍛冶の日々

包丁 鳴海

兄弟子が仕事の最中に機械ハンマーを壊し、黙って居た為、親方は一日中不機嫌の様子、私と秋山さんは親方の鍛えた包丁の火造り、焼入れをする。
思った様な焼きが入り安堵した。
大高さんは、しょんぼりとして居た。
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見学 鳴海

親方の火造りは早く、みるみる打ちに棒状だった物が、脇差の姿へと形を変えていった。
焼入れは辺りが暗くなってから行われた。焼入れの水温を見る為に隠れて何度か手をつけて見てみた。
焼きは綺麗に入り、親方も上機嫌だった。泊りがけで見学に来て良かったと心から思う日々だった。

見学 鳴海

休日の日を使い、赤坂に泊りがけで見学に行った。
皮・心の鍛えを自分や他の人の鍛えと比較する。新たな発見と確信を得て又一歩進んだ事を実感す。
造り込みはいつ見ても難しく、いつか自分にも出来る日が来る事を信じつつ、今日の出来事を思い返しながら床についた。

火造り 秋山

今日は、増設した火床で朝より短刀の火造りをした。となりではたたら製鉄と水べしをしており、鍛錬所はにぎやかだった。新しい火床も使いやすく素延べ、火造りともに今までで一番良い仕事が出来た。
次回は、今回の失敗点をなくし、より良いものを造りたい。

早き一日

先日鍛えていた秋山君の短刀が明日は火造りに入る予定。
大高君か火造りをして鳴海君が焼入れをした包丁は明日研ぐ予定。
平田君は火ばしを造っている。火床が2つになったので仕事の能率が良くなる。今迄と違って2ヵ所の仕事を見なくてはならないので忙しい。


「日の暮れの 早くなりたる この頃は 心痛みて 秋を感ずる」

謹慎処分

新しい火床が出来、使い始めたばかりで早くも鍛冶場の掃除が出来て居ない、つい先日も掃除が出来ていないので、一週間の仕事停止処分にしたのに、未だにこりずに使いっぱなしで夕方アルバイトに出て居る。

いつも片付け掃除が出来ていない事を言い続けなければならない、40才代になって治らない、年がいくと人の言う事が聞けないのか、もう破門にしようかと思ったが、1ヶ月間の鍛冶場出入禁止とする。

阿部さん刀造りに命を懸ける事が出来ないのなら、早く方向転換したほうが良いと思います。

脇差製作始める

朝より鋼を選別して鍛え始める。午前中は寒いので快調、鋼を沸かしても思う様な温度まで上がる。やっと風を送るファンが焼けなくなり最高潮となる。心技体共に揃った。
来春暑くなる迄、これから刀造りに本格的に取り組める。

姿直し

昨夜妻が鼻から出血、血が止まらず救急車を呼び岡山市民病院迄行く、出血から病院着迄1時間救急車を待つ時間の長く感ずる事、受付病院を探し病院迄、頭の中は真っ白、手当てを済まし夜中帰宅、今日午前中病院に行き、午後刀の焼入れの後の姿直しを行う、半月位寝かして内面応力を抜いてから研ぎに出す事にする。

焼入れ

夕方迄に土置き、火床の修理、水槽の水の入れ替え等を終わり夕方6:00迄休み、外が暗くなってから焼入れ、途中火ばしがはずれ慌てるが全体的に少し温度を上げて調整、約800~820℃で焼入れ、水温25℃、上手く焼入れが出来たと思った。
急いで研場にて荒研を当て刃文を見る、なんとか合格点には達している、何回、何百回しても焼入れは緊張する。金屋子神に頭を垂れる。

火床増設完成

火床が1つしかなかったが、やっと2つめの火床が完成して今日から本格的に使い出したので仕事が随分はかどり、弟子の手待ちがなくなった。
来春に控えた刀工試験を受ける孫弟子もこれで毎日仕事が出来る。若い内弟子ももっと々仕事が出来、腕も上達するであろう。
今日の公開日も1方で火造り、1方で鍛錬と槌打つ音もにぎやかであった。


「久々に 顔見る友の 元気さに 病に勝てし 姿たのもし」


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