刀鍛冶の日々

火造り、せんかけ

以前、刀用に鍛えておいた鋼を四本に切って弟子が、それぞれに火造りをしてせんかけを終える。時間が余ったので平田君、包丁の火造りをする。

阿部さんは毎日炭切と焼入れの練習をしているが、仕事が遅いので試験時間内に出来るかどうか心配をしている。宗近君も今迄の一年間と全く別人のような火造りを持ってきたのでこれなら合格すると思っていたがその後の二本の火造りは又別人の様に元の下手な火造りになってしまい、四ヶ月を切った試験を控え、二人共に問題が山積しているので、受験できるか?悩んでいる、人間もって生まれた器用さと努力の二つがなくては刀鍛冶にはなれないものだ。


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道中記 鳴海

親方の車に乗り、今回連れて行って頂ける所は、島根県安来市にある和鋼博物館である。
通り往く道々で親方が、その地の歴史、地名、刀との縁と様々な事を教えて下さる中、自分と兄弟子は只々親方の一言一言に聞き入るばかりであった。
博物館に着き、早速展示している刀を見てみた。よくわからない所は親方が解説して下さったりしたので、自分でも何とか理解できた。
刀の他にも、たたら製鉄や鉄の歴史等が展示されていて、とても興味深かった。

楽しい時間はあっと言う間で、帰りは別の道で親方がその地についての事を僕達に話してくれながら帰路に着いた。

休日

仕事が休みなので皆で昼休みに炭火で焼鳥をする。刀鍛冶で良い事は炭火焼が出来る事である。
どこの弟子でも楽しみはこれ位の事である。

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鍛錬

昨日の鉄を大高、鳴海君が4回ずつ鍛える、非常に上手になった。残り全員は島根県の和鋼博物館に刀を見学に出かける。

たたら製鉄

久し振りに「たたら製鉄」をしたが、炭に水分があったので温度があがらず、鋼は5.5kgしかとれなかった、残念。
しかし、包丁は良く売れて、弟子の練習に使ってみるのに日刀保たたらの鉄を購入してみよう。

短刀研ぎ

やっと自分の時間が出来たので弟子に中心の荒仕上げ、鍛冶研ぎを教える。
鳴海君の鍛えた短刀は、せんかけの時に傷が出て、身幅を落として小振りな短刀にしたが、上品なのたれ調の刃文が入っており、中々良く出来ていた初の作である。
同寸ながら身幅じん常の短刀も良く刃文がまとまり一安心した。

時間が余ったので、平田君が沸かしに失敗した包丁を研いでみたが、割れが出て切断、材料代3万円と2日間の時間が煙と消える。弟子にも技術の差が出て来る様になった。今日も5人の弟子に仕事を教える。親方は大変である。


「しみじみと 割れた包丁 手にすれば かけた手間ひま 煙の如し」

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研ぎ

先週焼入れをした短刀を荒研ぎを始めた所に、秋山君が赤坂鍛錬所に来て、包丁の研ぎを見て欲しいとの事で、短刀の研ぎを中断して、包丁の研ぎを見る。弟子は無給なので短刀の練習を兼ねて包丁で鍛錬、焼入れをしている、弟子の作品もずい分多く在庫が出来たので、土曜日、日曜日は包丁の安売販売をして少し御小遣いを作る事にする。御近くの方は公開鍛錬日ですので又のぞいて下さい。
土曜日は「たたら製鉄」日曜日は午後から手打ち鍛錬の予定です。

復習 鳴海

短刀の練習を兼ねて、包丁で火造り、せんかけ、土置きと今までの復習をする。
その結果、自分の仕事を再度見直す必要がある。今回の経験を生かし、次こそは完璧な仕事をしたい。

研ぎ 大高

先週の日曜に焼入れをした包丁を研ぎました。
前に比べて研ぎ終わるまでの時間が短くなり、自分で成長したと思いました。

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金屋子神社参拝

四月の奉納刀より一ヶ月目の参拝、中国山地の山々の緑は目にしみて痛いくらいであり、空は青く澄み、空気もきれいであり一年で一番良い季節であり、全ての時間が止まっているようである。
弟子も、妻もなく只一人ならこんな所で、朝目が覚めたら刀を打ち始め、日が落ちると一人盃を傾ける余生を送りたいものである。
明日は短刀を荒研ぎの予定であったが、金沢君が赤坂鍛錬所で沸かしの見学をしたいので来訪の予定。

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