刀鍛冶の日々

今年も半分終わる

本日を以って平成十八年度も半分が終わる、住込の弟子も五名と成り多忙な半年であった。弟子も今日は炭割、せんかけ、土置き、研ぎとそれぞれに別れて作業が出来だした。

秋風が吹いて涼しくなる迄、遅くとも年末迄には包丁が出来る様になって来年は短刀に移りたいものである。
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刀にかける情熱

来年の試験目指して阿部君横座に入る、まったく出来ず今迄何を見ていたのか大高君も同じ「努力と工夫」が抜けている。
自分が刀に対してどれだけ命をかけているか疑問を感じる。
平田君東京出身、初めて向槌に入る。

不愉快

苦情の出た鉈を試し斬り、軽く竹、木をスパスパと切り落とす、武道暦40年、刃こぼれ一つなく落ちる。
素人に魂のこもっていない手抜きなどど言われて片腹痛し、自分の腕がいかなるものであるかを判断した上で私の剣鉈の斬味を評価して欲しいものである。
七、八寸の鉈なら素人でも斬れるが、1尺2、3寸ともなると抜刀術の心得がなければ斬れるものではない、切った竹を送る、非常に不愉快な日である。

参拝

銘切りを済まして研師へ出す、これで全ての注文刀は終わる。午後は金屋子神社へ参拝、約400kmを走る。

緊張

今日は雨にもかかわらず、午前中からカメラマンの方が来て仕事中の写真を写しに来ていた。
御客さんも見ているし、弟子の鍛えの途中を引き継いだ為、テコ棒が小さくなっていたので失敗は出来なかったのでずっと緊張のしどうしだった。なんとかまとめ上げたので一安心。
明日弟子は休み、私はお客さんに送った剣鉈が少し刃がこぼれるとの話で少し焼きを戻して研ぎ直しの予定。

流るる汗

鍛錬、火造り、鍛冶研ぎ
一門10名が別れて仕事をする、これ程活発な刀工集団が日本にあるだろうか。
見学の御客さんよりも門人が多いとは、暑い中日本刀の文化伝統を守る姿に汗する弟子達。

研ぎ上がり

片岡研師から連絡有、浜松の御客様の刀が研ぎ上がった、急ぎ受け取りに行く。
鳥取県の砂鉄を吹いて鍛えた鋼、出来は非常に良く出来ている、一安心して帰宅、午後は全員で鍛えの練習、夕方は包丁に交代で土置きをして焼き入れ。
年末には全員包丁が出来るようになって来年度は短刀へ進級したいものである。

雨激しき日

弟子も多くなり学校方式に切り替えなければ今迄のようなマンツーマン方式では対応出来なくなり今日から弟子の修行方法を変える。
全員の前で実技を見せる、そして一人々が同じ事を復習することによって指導時間を短くする、全員を同じレベルにもって行く。
梅雨前線の影響で雨激しく雨漏りのする鍛錬所で折り返し鍛錬を見せた。

住込の弟子達

現在 住込の弟子五名

東京平田君、初の炭切りをする、剣道二段。

横浜阿部君、沸かし上手になった。

水戸大高君、火造り、鉄がもえる頭痛し。

福岡鳴海君、文化包丁上手に火造る、とても3ヵ月とは思えぬ。

倉敷虫明君、空手初段、小包丁火造り。

我等は普通の刀鍛冶とは違う、日本の文化と伝統を守り、折れず、曲らず、よく斬れて尚美しき美術工芸品である日本精神あふれる日本刀を造る刀工として日本刀維新を訴えるものである。

包丁造

休日にもかかわらず日中温度25℃の中、鳴海君、平田君二人が玉鋼製包丁の製作見学の為泊り込みで赤坂鍛錬所へ来る。
今年の新弟子は非常に熱心である、刀の注文がない時は包丁を作ってでも生活をもちこたえさせて刀鍛冶を続ける事を教え日本の文化と伝統を守る心意気を示さねばならない、この事が國を愛する事につながる。

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