刀鍛冶の日々

たたら製鉄

 岩手県から炭が到着する昼前迄砂鉄吹き。
 朝行くと炉の火が消えているので、再度着火して予熱。結局6時から昼迄35キロの砂鉄を吹き10.2キロを得る。昼食も無く明日鍛錬の炭切。
 来客が有り脇差の注文を頂くが、2年待ちを告げて受注。
 日も暮れて7時に帰宅して雑用を済まし、やっとこれから夕食。疲れた一日。
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鍛錬

 風が強いので煙突の掃除用の金網にトタンを付けて、火の粉が出ない様にして鍛錬を始める。
 包丁用の鋼は1キロ程度の重さであるが、刀用の鋼は2キロ以上を鍛えるので鋼が沸く迄の時間が長く、1時間に4回位の折り返し鍛錬速度である。1日鍛錬をすると炭を6俵程使う。
 今日岩手県から入荷予定の炭は祭日の為か届かないので、夕方たたら炉を塗り直して、明日はたたら製鉄に仕事を変更出来る様に準備をする。

注文刀再開

 午前中は昨日焼入れをした短刀の荒研ぎと中心整形。
 冬の雨は寒いが鍛錬は楽である。今日より1週間は注文刀の鍛錬に精出す予定。刀用の鋼は十振位は在庫が有る。昨日もM氏の紹介で、独人の太刀の注文が入る。やたら最近は刀剣の注文が多くなる。
 刀の地鉄を鍛えていて、炭素量が低いと思えば包丁の材料にすれば良いので、あえて包丁の鍛錬はしない事にする。刀用の鋼は切断した時に、火花試験をして確認しているが、砂鉄の種類により炭素量の減り方の多い鋼も出るので、下鍛えの終わった段階で火花試験を再度して皮鉄にするか、心鉄にするか、包丁用にするかを決める。
 現代刀の様に初めから水べしをしなく、丸鍛えをして材料を均一にしないのが私の鍛錬方法。水べしは慶長年間からの方法であり、地金は綺麗に均一になるが、地金の働きが出にくく面白くない。
 その例が堀川國広で、慶長前の古刀期の地金と、慶長に入ってからの地金は違って来ている。

短刀

 朝は下研ぎの終った短刀の中心仕立てと銘切。刀の地金鍛錬。
 午後は火造りの終った短刀の、せん、やすりがけを済まして焼入れ。疲れたので研ぎは明日にする事とする。
 今は精神力だけが頼りの毎日。

忙しき休日

 休日であるが、平田君が先日の高炭素の東北鋼を鍛えるので見学に出掛ける。銑に近い為、叩くと鋼に小さなひび割れが出る。砂鉄の半分がフェマタイトであるので、マグネタイトの砂鉄を多く混合しなければ少し無理の様。失敗も勉強の内である。データーを残して置けば必ず将来役立つ。
 午後は冬用のタイヤ交換。耳鼻科に受診、投薬。内科にて風邪のワクチン接種。歯茎から出血するので歯科に行くが、診察は12月1日と長い予約。
 ATMで通帳を通し、入金確認。
 12月9日宝島より発売の「日本刀の美しさがわかる本」の見本が送られて来た。カラー写真3枚の作刀風景が、河内國平師匠と共に出るとは思っても見なかった事である。
 刀の注文が続くが、体力的限界が来ているので、刀の注文も少し控えなければならない。

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